未来学ワークショップ
*別アカウントで運営していた過去の記事を移行したものです(2019年)
私たちのチームでは、"勉強会"というほどには形にハマったものではありませんが「ラーニングセッション」と呼んでいるイベントを月1回金曜の午後にやっています。お互いの知識をシェアしましょうという位置付けで、仕事へ関連するものでもそうでなくても良いとされています。私もサインアップし、先日未来学 Future Studiesのワークショップを企画・ホストしました。
いつもは1時間の枠でプレゼン+Q&Aなのですが、情報を一方的に受けるだけよりはインタラクティブにしたいなーと思っていて。何より1時間英語で話し続ける自信など無かったので、ワークショップの形を取らせてもらい、1時間半の枠をもらいました。参加者は約20名ほど。
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未来学について
未来学 "Future Studies" は、大学院で選択科目として受講して衝撃を受けたもの。個人的には、デザイン思考の限界を補うフレームワークではないかと思っています。デザイン思考は現時点のユーザーを起点にしている為、時間軸で考えると多分2−3年後までを対象にしているのではと。また、ユーザーを中心に見ているので、ユーザーの考え方に影響を及ぼす社会的な変化や環境にはそこまで重点を置いていません。
インターネットやスマートフォンが生活をガラリと変えたように、今実用化されつつある技術や社会の考え方の変化がユーザーの行動や考え方に影響する可能性は大いにあると思います。今の時代、デザイン思考の時間軸よりも、もう少し長い時間軸でみる価値はあるのではと。
未来学には色々なフレームワークがありますが、大まかには 1) まず「現在」を噛み砕き、人の行動や社会の仕組み、考え方などをまとめる 2)「過去」に戻りその事象の起源や変化のスピードを把握 3) 「設定した未来」の時点に起こりうるシナリオを考える 4) シナリオに応じて「現在」の意思決定する という流れで分析を進めます。
未来を完全に予測する事を目標にしているのではなく、起こりうる未来を描き、その可能性を踏まえて現在の意思決定する事が重要だとされている。と、私は理解しています。未来学のおかげで、思考の幅がぐんと広がったように感じているので、DMBAの学びの中でも特に他の人に伝えていきたい考え方です。
ご参考までに... 大学院のプロジェクト「眠りの未来」
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英語でワークショップをするのは、授業以外で初めて。更に大学院の授業ではチーム単位で動いていたので、自分だけで企画運営するのは初でした。
授業では5か月かけたプロセスを1.5時間に凝縮するのはかなりの難題でした。今回は、現在の分析と未来シナリオを作るという、2つのグループワークを入れました。
デザイン思考ワークショップに慣れたメンバーですが、やっぱり1時間半のセッションには詰め込みすぎたかなぁと反省です。ちゃんと時間内に消化できるくらいに噛み砕いた概念を伝えて、アウトプットがちゃんと「経験」として残るように制限をもっと設けるべきだったと。でも、とても良い経験になりました!機会をくれたチームに感謝。
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