AC/DC - Let There Be Rock (1977)


1977年にリリースされたアルバム。AC/DCのキャリアにおいても屈指の名盤として有名で、③⑧など代表曲が揃い踏みです。70年代のAC/DCなら何から聴くべき?という方々には是非ともこのアルバムから入ることをおすすめしたい、それほどまでの力作です。

  1. Go Down 名盤の一発目を飾る、彼ららしさ溢れるシンプルなリフを主体としたハードロックナンバー。特にこれといった良さというのもないのですが、それが逆に安心感を与えてくれます。中盤のボンとアンガスの掛け合いも相変わらず良いですね。

  2. Dog Eat Dog タムをメインとしたドラムパターンが組み込まれている大人しめのヴァースから、テンションが高まり楽器が賑やかになるサビへの変化が印象的な曲。ギターリフの構成やギターソロがかなり好みです。

  3. Let There Be Rock 3曲目にして真打登場!アルバムのタイトル曲であり彼らを代表する曲でもあります。ボンの魂がこもったボーカルパートと、縦横無尽に行き交うアンガスのギターソロが交互に行き交う曲構成は、全HR/HMファンの心を一撃で仕留めてきたでしょう。ライブ版ではさらに熱狂的な演奏を聴くことができ、そちらの視聴も欠かせません。

  4. Bad Boy Boogie 前曲の興奮冷めやまぬまま迎えるのはこちらもこのアルバム屈指の名曲。縦ノリのギターリフがテンションをブチ上げてくれます。サビの部分で、「East」の発音が「エイスト」になっているのがオーストラリア訛りを感じさせます。

  5. Problem Child 前のアルバムでも収録されていますが、こちらにも収録されています。D4Cのバージョンでは曲が終わった後にもう一度イントロが始まっていたので、その修正でしょうか。

  6. Overdose 縦ノリの曲が続きましたが、一転してヘヴィで緊張感のあふれる長尺なナンバーが登場します。シンプルなイントロから急にヘヴィなリフへと移行するその展開には、痺れることも間違いないでしょう。

  7. Hell Ain’t a Bad Place to Be 「地獄は悪いところじゃない」直訳するとなかなかな曲名ですね…この曲のリフはAC/DCの中でも一番好きなリフの一つに入ります。それほどかっこいいです。初めてアルバムを通しで聴いてこの曲に当たった時はかなりの衝撃でした。

  8. Whole Lotta Rosie ③と並ぶこのアルバムのハイライトであり、AC/DCの代表曲でもあります。まさにハードロックンロールといった感じで、ボーカルとギターが疾走しながら暴れ回るかっこよさはHRファンの血が騒ぎます。ライブでの「アンガス!」コールとリフの掛け合いも必聴。余談ですが僕はツェッペリンのあの曲とたまに混同します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?