AC/DC - Dirty Deeds Done Dirt Cheap (1976)
先日久々にnoteへの投稿を復活させたということで、アルバムのレビューも再開させていきたいと思います。
1976年にリリースされたAC/DCの(国際的にリリースされた中での)セカンドアルバムです。オーストラリア版だとJailbreakも収録されているそうですね、ぜひ聞いてみたいものです。今回は国際版を取り上げていきます。
前作以上にリフ一本で勝負したシンプルなハードロックが並びますが、8,9のように変化を加えてくる曲があるのもこのアルバムの魅力です。ちなみにジョジョのスタンドのD4Cはこのアルバムが由来だとか。
Dirty Deeds Done Dirt Cheap 一発目からやってきましたノリノリのハードロックナンバー。Aメロのバックの「Ha!, Ha!, Ha!」っていう掛け声もノれるし、サビもコーラスがボンに呼応してる感じでいいですね。あとアンガスのギターソロも気に入ってます。ハードロックをそこまで聴かない母親もこの曲は気に入っていたようです。めっちゃライブ映えしそうですよね。
Love at First Feel ワールドワイド盤にて追加収録されたナンバー。パワーコード主体のヘヴィな曲だがメロディ自体はキャッチーで聴きやすい。中間部の縦横無尽に走り回るギターソロが印象に残ります。
Big Balls 女性コーラス隊(?)をバックにつけたポップな曲。この曲のボンの歌い方というか声というかが絶妙に気持ち悪いのか面白いのかわかんなくてすごく癖になります。
Rocker これは珍しい!AC/DCがシンプルなロックンロールナンバーを引っ提げてきましたね。まさにライブに合いそうなノリのいい曲。オーストラリア盤だと『T.N.T.』の方に収録されているらしいです。
Problem Child こんなシンプルなリフをここまでかっこよく仕立て上げられる彼らの技術に感服します。最初から最後までシンプル、だけど名リフ、こんな曲そうそうないですよ。ちなみにこのアルバムだと曲が終わってからもう一回イントロが始まります。なんでだろう。
There’s Gonna Be Some Rockin’ これまたシンプルなブギー調の曲。ステイタス・クォーあたりが演っていてもおかしくない気がします。このアルバムの中でいうと若干没個性的かな…
Ain’t No Fun (Waitin’ ’round to Be a Millionaire) 哀愁漂うサビのギターとメインのシンプルなリフの対比が光る曲。このサビのギターフレーズ、割と性癖です。終盤からは加速してタイトルコールしまくります。
Ride On このアルバム、というか彼らの中でも珍しいスローテンポな曲。なんというんですかねこのブルージーさ…哀愁が半端無いですね。イギリスのパブでギター片手にこの曲を他の人と一緒に歌い合いたいです。
Squealer 彼らにしては珍しくベースリフを主体に構成されている曲。この鬼気迫るダークな感じは結構好きです。中間部のコーラスがアクセプトっぽいなーと思ったのは僕だけでしょうか。
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