教室長が開校前にやるべきこと(教務力、進路指導力アップ)【大学受験塾開業#22】
こんにちは!
塾開業のサポートやFC展開をしているアクシビジョンの朝倉です。
これから大学受験塾を開業しようと考えている方や高校部の担当になったという方にまずやって欲しいことはやはり教務力や進路指導力アップになります。
中学受験、高校受験、大学受験と受験によって制度も難易度も様々ですが、大学受験は全国どこからでも受験をしたり、科目や配点の違いがたくさんあったり、科目の難易度が高いなど指導の難易度が高いです。
だからこそ、大学受験塾を始める前には生徒・保護者よりも大学受験について詳しく、可能であれば科目の勉強をしておくことが望ましいです。
今回の記事はそんな開校する前に教室長として何をしなければならないかを書いていきたいと思います。
最低限は大学受験の制度の理解
大学受験は制度が非常に複雑です。高校受験は公立高校であればそのエリアの制度だけ理解していれば問題ないですが、大学受験は国公立・私立とも大学ごとに制度が変わっています。制度が複雑すぎて、高校の先生も細かく把握していないというのが現状ですので、大学受験塾や高校部を立ち上げる場合は本気でこの制度を理解しにいくことを意識しておきましょう。
勉強の仕方は?
大学受験制度の勉強の仕方はさまざまありますが、おすすめはYouTubeで解説してくれている塾のチャンネルをざーっと見てある程度理解し、自塾に通うだろう生徒が目指す大学の入試ガイドを取り寄せて、読み込むという形が一番かなと思います。
多くのYouTubeでは裏技的な受験方法やこうやったら受かりやすい、この入試方式はやりやすいなどを紹介してくれています。最初はそういう目線がなかなかないので、まずはYouTubeで情報を入れるのがよいでしょう。いきなり入試ガイドや大学のHPなどを見てもそういう視点がないのでいい進路指導はできないでしょう。
狭く深く情報を仕入れる
大学受験の制度は複雑で全ての情報を把握・暗記することは難しいです。全体的な情報をYouTubeなどを浅く仕入れてから、どうやって調べたら出てくるかという調べ方を知っておければよいと思います。
ただ、その情報だけでは入学説明などで生徒・保護者に説明する際にあまり詳しくない先生だなという印象を与えてしまいます。ですので、すごく細かい情報をすごく狭い範囲でも知っておくことが大切です。
その細かい情報を伝えることで、この先生は色々なことを知っていると感じてもらえるので入学説明の時に信頼してもらいやすくなります。
もちろん、開校してからは生徒の志望校を一緒に決める中で様々な情報を知る機会がでてきますので、その都度理解していければいいですが最初は何個かは細かい情報を知っておくことが大事です。
大学受験の知識で入学説明時に信頼を得れることは非常に多いですし、高校の先生や周りの競合塾は大学受験のことを知らないケースが多いので、差別化するなら大学受験制度はできる限り知っておくことが大切です。
科目についてはやっぱり英語!
英検2級レベルの英語力はほしい
個別指導に通ってくる生徒の多くは塾に通うまで全然勉強していないということが多いです。そういう生徒は基礎から勉強を始めていきますので、基礎的な勉強を教室長が教えられると信頼も得やすいです。
その中でも、英語はほとんどの受験生が受験科目として使いますので、英語を教えられるという教室長が最も活躍しやすいでしょう。
レベル的には英検2級レベルがあるといいなと思います。難関大の英語レベルだと英検2級程度では足りないのですが、基礎を教えるということであれば、可能です。アクシブアカデミーでも教室長に昇格するためには英検2級が必要としておりますので、今後開校するという方はチャレンジしてみてほしいと思っています。
全科目の勉強方法は把握しておくべき
科目に関して、教えるというレベルでは英語だけでも問題ないかと思いますが、
それぞれの科目がどんな科目
勉強する際にはこんなことが大事なのか
参考書はどの順番でやればいいのか
などはある程度把握しておかなくてはいけません。これはFCなどに加盟すれば、そのFCの教務部が提供してくれるものかもしれませんが個人で開業する場合やFCが提供してくれない場合は自力で調べて把握することが大切です。
これらもYouTubeやブログ、書籍など様々なところで情報を得られます。どのように勉強するかを悩んで通ってくれる生徒が多いですので、ぜひその辺りは知識を入れておいてもらえると幸いです。
まとめ
いかがだったでしょうか?教務力や進路指導に必要な大学受験の知識は高校部・大学受験塾を運営する際には絶対必要なものです。大学受験の知識は競合他塾と比べて一番知っているという状況にするのが理想ですし、教務力に関しては基礎の勉強の仕方を全科目教えられるということが大事かと思います。
これから大学受験塾を開業していこうと考えられている場合はぜひそのあたりの勉強を進めてもらえると幸いです。
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