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哲雑3  一味いれるとガラリと変わる


 
 YOUTUBEでたまたまコーヒーにMCTオイルを入れると身体にいいというのを聞きつけて、試してみました。すると下手な入れ方ででる苦味が消えてとてもスマートな味に変わりました。バターを少し加えるといい話もありましたが入れない方が元の悪さが消えるように思われます。 コーヒーの旨いところだけが引き出される感じがあります。

近頃試してみたいくつかの取り入れた中ではヒットしたものになりそうです。こういうのは人によって感じ方が異なるのでそのこと自体を推奨するというのではなく、好きな入れ方であってもたまにパーコレイターやサイフォンにしてもあるいは布ごし、紙のドリップでも変えてみると一定の気づきが得られます。気分転換にもなりますね。

これはコーヒーの場合ですが、ブラジルベースやマンダリンの時は効果が大きいとかコロンビアベースやモカベースではレモンがいいとかあるような気がします。こういうひと手間を入れるというのは料理なんかは昔からいっぱいあるような気がします。また、部屋に観葉植物を配置してみるとか 減らす事だけでなく増やして効果を楽しむのも生活の中の知恵のように思うのです。

これが製造現場になると何でも減らそうとして合理的としているのを良く見聞きします。例えば 合理的と称して製造してから検査して品証書を作って出荷しているのが多いように見受けられます。前工程の熱処理後や粗加工で品証書を作り、検査チェックを入れてそのまま出荷できるようにしておくのも一つの考え方です。

というのは現場では気付き一つで納期遅延や不良を検知できるので、順序や材種の違いを前工程の熱処理後や粗加工で見つけることであるとか、工程進捗での一種のネックになる前工程で流し方をこまめに管理することができるので そうした工程の間に一服する緩衝工程を入れて管理の効率化を考えるのも一つの考え方になろうかと思うのです。

JIT(ジャストインタイム)の要求されるラインでは それ以前の工程進捗の一週間あるいは半月前に進捗用の工程を入れて、必ずチェックを入れるような処置が すべてを個別管理する抜けを防止し、一定のアクションをとるようにさせることの方が重要となります。 このすべてを個別管理というのが実質的に抜けやアクシデントが出て狂うきっかけをつくるので個別管理であっても一定の所で線を引いて見直しを行うことが重要と考えます。

IOTにおける抜けは大抵PC上はOKなのに実際には遅延や間違いを生じさせる一方通行的な管理で生じていることが多いのではないでしょうか? この場合でもPC上と現場のアクションの二本立てが重要です。先に話した抜けやアクシデントが出て狂うきっかけをつくるという現実で見直しは必ず必要です。

実業では監査や在庫調査など時期的な問題もあります。こうした法定上の棚卸や常時現実を把握する場合にいくつかの関所を効果的に経営に反映させるためにも 一定価値観での合理性のみでなく、総合的な合理性が求められているのではないでしょうか?

現在の「はやり風邪」も一つの一味かも知れません。丁度株価も3万円近くで今3万を超えていますが、実際はGDPはそれなりに低い水準で このギャップはいくつもの内部応力が畜積されてきており、社会的な問題も一気に吹き出しそうな情勢です。

これもマイルストーンを作り、検討を加えてこなかった一味足りなかった社会体制の成せる技としか言いようがありませんね。 そうした中でも自分の生活や節目でじっくり考えるいい機会になっているかも知れません。

一味加えることで見ないものが見えるようになり、新しい空気が吸えるかも知れません。蠢く新しい力の台頭を見えるかも知れないし、雪の中に向かうかも知れません。ただ、見ることだけは一味加えることで変化できることがあるかもしれません。

秋の夜長に全く手を付けなかった読書を入れ込む。出かけて行って釣りを楽しむのも生活に一味加えるということになるかも知れません。一つ加えて忙しくしてみてどうか? 減らして時間を作っても良し。 何か新しいものを掴むいい機会かも知れません。

いつもと違う風景を見ることが 今を変えて行く駆動源になると思うのです。

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