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ジャイアントキル と大きさの関係

大きさと言う観点からジャイアントキルを考える機会があった。
大抵の場合、やられる方は大きい。やる方は小さい。
ジャイアントキルの対義語はキルドバイドワーフでいいんじゃないかと思う。

ガリバー旅行記にしろ、アバルトにしろ、今まで挙げてきたジャイキリの事例は大抵とても大きいものと小さいものの対比でできている。
この差が大きければ大きいほど、ジャイキリ時のストーリー性が大きくなるように感じる。

金足農業の場合はどうであったか。
金足農業の選手も、大阪桐蔭の選手も一般的な背丈の高校生である。
ということは物理的な大きさの差はほとんどないと言える。
これは人間心理が作り出した大きさの関係ではないか。
ヒトモノカネという視点で言えば、大阪桐蔭は相当な優位性を持っていたに違いない。全国から優秀な高校球児を集め、学校として野球への力の入れ方も相当違ったであろう。
ここにある怖さ。それは「であろう」ということである。
そう言われているだけで、実際はそんなに違いがなかったかもしれない。
難しいのは、容易に比較できないことで噂と事実が乖離している可能性があるということだ。

現時点でわかることは、事実的にも心理的にも両者の大小の幅が、ジャイキリのストーリー性に関係しているということだ。
引き続き考えてみたいと思う。

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