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75日後に教員を辞めるオヤジの奮闘記 小学校で暴力行為が多発しているよ

小学校、中学校、高校これら3つの校種で一番暴力事件が
多いのは小学校です。
全国的にこの3つの校種の中で、
小学生の暴力事件が圧倒的に多いです。

私が小学生の時代は、中学校が荒れているイメージでした。
校内暴力とかは中学校の話が中心だったように思えます。
また、私が高校生だったころも、
中学校時代の悪さを武勇伝として語る人が多かったです。
私の高校は底辺校&不良があつまる高校でした。

そんな時代を経て、
今では小学校で暴力事件が多発しています。
まあこれは軽微な暴力事件も報告しているから数字が上がるのかもしれません。

この現代日本は先行きが暗いですから、
現実問題として、
中学生の場合、高校に進学しなければいけません。
高校に送られる内申書に暴力事件を起こしたと記載されれば、
中学生からしたら、高校に行けなくなるのではないか?と思うのでは
ないでしょうか?
中学生には内申書というものがあるので、暴力行為などの
問題行動を引き留める抑止力になっていると思います。

高校生の場合は、停学や退学があるため、暴力事件をおこして
しまうと、中卒という経歴になってしまう可能性があります。
現代日本で中卒と言うのは、
どこも雇ってくれないと思います。
大学、専門学校進学についても同じように、
暴力事件を起こすと、高校生からしたら、
進学がなくなってしまうという思いもあるのだと思います。
これが抑止力になっているのではないでしょうか?

小学校の場合、
抑止力がありません。
抑止力と言えば、怖い先生ですが、
怖い先生は数が減ってきています。
小学校1年生2年生は、先生の言うことを素直に聞く子が多いです。
しかし、学校生活に慣れてくる、3,4年生は特に荒れやすい時期です。
ギャングエイジと呼ばれています。
集団でつるむことをおぼえる時期です。
小学校3,4年生なんかは、一人一人で見れば
鼻たれ小僧ですからたいしたことはありませんが、
集団になって抑止が効かない状態になるととんでもないことになります。
本当に、小学校3,4年生の男子なんかは、
猿と一緒です。
猿と何が違うのか教えてほしいものです。
猿の方がまだましかもしれません。

小学校高学年になると、自分のことを客観的に見ることができるようになり、少しは良くなります。
しかし、この辺りから陰湿ないじめをおぼえます。

やはり小学生時代は、怖いものがないと自己抑制できないのだと思います。
そういうと、私は、小学校教員として全くダメ教員だったと思います。
子どもの主体性とか、自己決定とか、そんな教育委員会が言うきれいな言葉に踊らされて、現実を見なかった、そんな教員生活でした。
小学生には内申書もなければ、現代の日本の厳しさを直視するほどの
知識もありません。
しかも、通知表なんて言うのは、△をつけてはいけないことになっています。(原則的にはですが。)
なんでか分かりますか?
表面上は、子供の自己肯定感を高めるとか言いますが、
内実は親からのクレームを避けたいからです。

そんな小学校は、子供預かり施設に成り下がっています。
教育機関ではありません。
いや、言い過ぎた。半分くらいは教育機関として成立しているかも。

私は教員として本当に間違っていました。
が、しかし、
がみがみと子どもを怒っていればいいかというと、
これもまたバランスが必要です。
そして、
バランスとともに、
教員同士の連携も必要です。
なかなかうまく表現できないのですが、
一人で子供と対峙しようとすると必ず負けます。
子どもとの対峙、
親からのクレーム、
管理職から放たれる銃弾、
同僚から放たれる銃弾、
あらゆる方向から銃弾が飛んできます。

私の場合は、子供との関係は良かった。
でも、一部保護者とは関係が良くなかったし、
管理職とは最悪な関係でした。
同僚とも一部よくない関係でした。
そんななかでも応援してくれる人はいました。

そんなこんなで、本当に難しいかじ取りをしなければ、
小学校教員はできません。
まわりの先生は本当にすごいと思います。

ただ、少しの希望を見るなら、
小学校時代暴れていたからこそ、中学校高校に行って、自分のことを
客観的に見るようになった。そして自分の行動をより制御できるようになったと思いたいです。

抑圧の先に爆発があるのか、
爆発の先に安定があるのか?
まあ分かりませんが、
学校教育が良くなることを願っています。

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