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55日後に教員をやめるオヤジの奮闘記   教育系の研究ってだいたい間違っている

教育系の研究ってほぼほぼ間違いです。
私が言う教育系の研究とは、いかに学級運営をしていくかという
研究です。

よく見る研究成果は、
教師が子供を理解し、肯定的な言葉がけをして優しく接している。
な~んてのがあります。
そんな研究をもとにしているのか教育委員会でも
子供たちに笑顔で接しましょうとか、子供と遊んでよく見取りをしましょう。とか肯定的な言葉をかけましょう。とか言います。

それ!俺が一番実践してますけど!!
なんで7年も級外なんでしょうかね!

同僚から、「先生、満面の笑みで授業しますね~」と言われたこともあります。

研究の結果が正しければ、私は級外なんていう窓際ポジションではなかったはずです。
7年間級外でいろいろなクラスを見てきた私が言えることは、
クラスの安定と教師の肯定的な言葉がけや笑顔、子供よく接するか否かは
まったく関係ありません。

子供は教師のどこを見ているか!
教師の強さです。
教師の正しさではありません。
教師の強さです。

2通りの教師を比べて、子供はどちらを正しいと思うのか、
実験してみたらわかります。

1 やさしいオンヌットあべ先生が正しいことを言っている。

2 きびしくて怖いB先生がまちがったことを言っている。

子供はどちらになびきますか?
答えは簡単、B先生の言っていることを正しいこととして、
認識します。

大人でもそうじゃありませんか?
会社でもよく不正が行われますね。
間違っているとわかっていても、強い人になびきます。

よいクラス、落ち着いたクラスは、子供たちがあの先生は強いと判断しているからそう見えるだけです。

強い人になびいて、自分を守ろうとするんです。
そんな強い先生の得意技は、教室の空気を作ることなんです。
入教で入った私でもなんかピりついてるなと感じるくらいの
雰囲気をだせる先生が落ち着いたクラスを作っています。

正直、大学とかで行われている研究とは違います。

話は壮大になりますが、
日本の教育は強いものに迎合しようという教育を改めるべきです。
大人が強いものに迎合するから、自分たちの子供も強いものに迎合するよねというスタンスで研究しないと、全く頓珍漢な研究になると思います。

教員の世界で働いてきて、教育系の研究と現場がずいぶん乖離しているなあと思っていました。
子供は強いものに迎合します。
厳しい先生のもとでは、模範的になろうとします。
しかし、優しい弱いと思われている先生だと、子供は模範的であろうとはしません。

そんなもんです。子供だって人間ですからね。
その上で、あえて、現在の「いいクラス」と言われている先生たちの学級運営には疑問を呈しておきます。

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