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素人デザイナーが「毎日ロゴ」で修行している話その2

2020年末から始めた「毎日ロゴ」ですが(↓)

トレーニングとしてすごくいいぞ!と思っているのですが、とはいえ、3ヶ月経ったところで、少し停滞感も生まれてきていました。というわけで、年度末を終えたあたりで、少しやり方を見直してみた、という話です。

5つの見直しポイント↓↓↓

①「30分」の制約を外してみた

調べる・考える・作るで30分という、書籍通りのやり方ではじめてみました。30分という「制約」は、私にとっては「毎日続ける」ためにとてもよい条件でした。1日のうちの寝る前に30分くらいだったら、なんとかなる。この制約があったから続けるためのペースが作れたと言えます。またダラダラ考えるのではなく、30分という制約の中でスピーディに考え・作るというトレーニングとしても、とてもよい。ですが、一方で「30分でできる範囲で納める」という、「これくらいでいいや」という妥協も出てきました。なんていう、サラリーマン体質(笑)というわけで、「30分でできなくてもよし」と、少しゆるめの設定にしてみました。

②パッと出たアイデアに飛びつかない

「30分でできる範囲」にも関係するのですが、どうしても最初に思いついたアイデアに飛びつく傾向がありました。案をひとつ考えたら(手書きでラフは描いてました)、すぐにイラレを立ち上げて作業に入る、という感じでした。これだとアイデアを考えるプロセスがおざなりで、発想を広げるトレーニングとしては弱いことに気づきました。ということで、アイデアを複数考えることを新たに条件に加えました。「30分でてきなくてもよし」なのですから、ちょっと時間をかけても大丈夫です。

③できる限り削ぎ落とす

アイデアを考えるにあたって、なるべく要素を削ぎ落とすべし、というルールも設定してみました。なんかつい、いろいろ描き足しちゃうから。削ぎ落とすということは、何にフォーカスして表現すべきか、ここで伝えるべき本質は何か、コンセプトをしっかり考える必要がでてきます。そこで、必要であれば、「〇〇協会(これも架空で決めてみる)の●周年イベントロゴ」とかいう、妄想設定を置いてみたりして。とにかく、シンプルに、シンプルに・・・

④手描きラフをきっちり描いてみる

パッと出たアイデアに飛びつかないとなると、アイデアの数だけラフを描くことになるのですが、さらに、細かいカタチやレイアウトについても、手書きで描くようにしてみました。簡単にイラレを立ち上げないで、まずはしっかり設計図を手書きで描く。手書きで描けないものはイラレを使っても描くことはできない。中学校の美術を最後に通信制の大学に行くまで「描く」をしていなかった人なので、まずは手を動かすことをしっかりやらねばと、あらためて思いました。

⑤余裕があれば時間をおいて見直す

これはもう、その日の仕事の状況次第で。ロゴが完成したら、SNSで公開する前にいちどファイルを閉じる。ちょっとお茶してから再び開いて、見直してみると、やっぱりもう少しこうじゃなないかっていう点が出てくる。さらにブラッシュアップするために、余裕があれば時間をおいて見直すようにしてみました。

・・・・・・・・・・・・・・・

んで。2週間ほどやってみて、ちょっとは進化しただろうか?
(よろしければこちらでご覧ください)

意外なことに・・・

授業づくり・企画づくりを考えるときにも、いままではふんわりさせてしまっていた部分までしっかりラフを描くようになっていたりっていう、現業にも効果が・・・!いままでだったら作れなかった授業ができるかもしれない手応えが生まれ始めています・・・楽しみだぞ、2021年度!


松倉由紀
キャリア教育コーディネーター・教育研修プランナー。1975年長野県上田市生まれ。静岡大学人文学部卒業。地元での就職に失敗(4か月めで退職届!)ののち、大手通信教育会社、人材派遣会社、コンサルティングファームを経て現職。キャリア教育の領域で教育プログラム開発と「しくみ作り」をする「企画屋」「クリエイター」であり「風呂敷たたみ屋」。2016年4月個人事業主から法人成り(株)ax-factory(https://ax-factory.wixsite.com/corporate)を設立。2020年京都造形芸術大学通信教育部(グラフィックデザイン)を卒業。デザインで学びをおもしろくします。
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