10月14日

東京から友人が遊びに来るということで仕事を休みにした。ピーさんは役場が開催してる、乳児を持つお母さん向けのイベントに出かけていき、私は来客に向けて部屋を片付けていた。

片付けている最中にこだまさんが来た。こだまさんとは1年もしくは2年以上ぶりで、10年ほど前からの年上の友人ということになるが一時は私もピーも非常にお世話になった人だ。仕事が忙しいらしい、と聞いていたので心配していたが相変わらず元気で話しが面白い。

続いて部長とまみやくんがやってきた。軽くお茶を飲んでだべっているとピーが戻ってきたのでみんなで直売所に行って名物の武蔵野うどんを食べた。我々のお気に入りのうどん屋で我々は常連。接客のおばちゃんの1人は町長の奥さんと聞いてビックリしたが、我が家は(特にこと子が)気に入られていて、行くといつも何かサービスしてくれるのだ。

来客の3人とも美味しい美味しいと言って食べてくれて、お土産用にもうどんを買っているので嬉しかった。食後、仙元山の見晴らしの丘公園に行って、小川を一望できる展望台に登った。

こだまさんは高所恐怖症らしく、展望台の最上階でガクブルしていた。私も高いところが苦手だが、そこまでではない。こだまさんの姿を見て笑ってしまった。

ここには埼玉県で最長のローラー滑り台があるのでみんなに滑ってもらった。尻に段ボールを敷いて滑らないと火傷する可能性があるほど長さと摩擦熱が凄いのだ。こと子は慣れていて大はしゃぎだが、スリルがあるので大人も童心に戻れるのがよい。皆表情も砕けて満足していた。

家に戻って少し話しているとまみやくんが子供を保育園に迎えに行かないと、と先に帰って行った。同じタイミングで帰ると言っていたこだまさんと部長に、折角なんだし夜まで遊ぼうよ、と引き留めた。この2人とはとある古本カフェの運営を一緒にやっていた時期があり、このメンバーで遊んだことが何度もある。私はそんなことを思い出していた。

2人はそれでは、と留まることになり、そうとなれば私は是非2人にヒーさんを紹介したいと思い、ヒーさんに連絡した。

夜、石原家がやってきて皆でBBQを囲んだ。各種肉のほかに近所のスーパーで買った新鮮な大きな、ぶっとい大根くらいありそうなイナダを焼いた。偽ハマグリのような見た目のホンビノスという貝も焼いた。私は木を燃して炭を起こすだけで楽しいのである。

こだまさんが、こと子をものすごく可愛がってくれた。こと子ちゃんもそのうちさ、原宿とかそういうのに惹かれて東京に行っちゃうんだよ〜、と私を何度もからかった。私はそんなものかな? とも思うが意外とそうならずに田舎がよい、などと言い出すこと子も想像する。

こだまさんは続けて、子どもは一切コントロールできないからね、ウチの子も高田渡やら灰野敬二やらいろいろ連れて行ったけど最終的にJソウルブラザーズだからね、とも言っておかしかったが、それを聞いて思い出した。アフリカ音楽好きのHさんの娘も、小さい頃はアフリカ音楽のライブなど楽しんでいたそうだが、中学生になったらマライアキャリーにハマってがっかりしたそうだ。

私はこと子がJソウルブラザーズ好きになるのは想像したくないほど嫌だった。しかし、現時点でプリキュアにのめり込んでる時点でその可能性を排除することは無理だとも思った。

久しぶりに旧知の友人と楽しい時間が過ごせて私は幸せだった。2人は21時頃、石原家は22時頃帰って行った。寝る前こと子に「つばめとさるのやおやさん」を読んだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?