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生命と量子生物学

『量子力学で生命の謎を解く』という本があった。鳥の渡りや光合成などが量子力学に基づいている事例とされていたが、まったく的外れでつまらなかったので、ゴミ箱行き処分にしたことは先述している。

まともな研究者であれば、生命現象も量子力学に従っているだろうと予測していることだろう。だから、「量子生物学」という研究分野がある。しかし、「神戸大学田中研究室」というホームページの「研究内容」において述べられているように、これまでは本当の意味での量子生物学は確立していなかった、その応用である量子医学も確立していなかったのである。

>量子力学的に算出された力場を用いた蛋白質や核酸に対する古典分子動力学法より上の階層の「くりこまれた」古典的世界のモデルで基本的には十分ということになり、バンド理論やフェルミ縮退、超伝導などが幅を利かす固体電子論とは大きな差異があります。このままでは、「量子生物学」の名に真に値する量子生物学は存在しない と言っても過言ではありません。

>もし仮に「量子生物学」というものが存在するならば、それは対象とする生命現象の記述にとって量子力学が「本質的な」役割を演じるものでなければなりません。例えば、量子コヒーレンスや電子相関といった効果が生物機能と密接かつ直接的に関係しているような事例(逆に言うと、「くりこまれた古典マクロ(粗視化)モデル」が存在しないような事例)が見つかれば、そこに「量子生物学」が存在することになります。(以上、引用)

このように最先端の生命科学の研究者レベルにおいて、生命と量子力学との関係性が確定していないのに、量子医学が確立しているはずもない。それにもかかわらず、ネット上などにおいて、量子医学という語をよく目にする。波動医学や振動医学、量子波と称するものは量子力学とは無関係であり、治癒事実もなく、すべて「ニセ量子医学」といえる。詐欺や薬機法違反で立件されても当然の事案だろう。

1,990年頃に研究していた「量子磁気医学」は、その疑問に対する回答といえる。生命現象を進行させるタンパク質分子の振る舞いは、量子力学を繰り込んだ化学では十分に説明も制御もできない。だから、薬物療法は対症療法にしかならず、副作用などの不都合を解消できない。ところが、タンパク質分子は熱や磁気によって「構造相転移」という構造変化をする。量子力学を直接的に適用すべき物理現象であり、構造を制御できればタンパク質分子の機能を正常化できる。それは現代医学をはるかに上回る治療理論であり、医学をパラダイム転換させることになる。

言葉が似ているのでまぎらわしいが、事実があり物理法則に基づき論理的に説明できるので、振動医学などのようなニセ科学ではない。医学の歴史において最も重要な理論といえる。過去のN賞受賞研究よりもはるかに重要であり、世界のどこかに、これを解明した人物がいれば、必ずやN賞を受賞することだろう。薬物を使わず鍼灸や指圧でも治療が可能である事実、物性物理学や生物物理学を知っていれば、磁気によって治療できてもそれほど不思議なことではない。

無知で、論理的思考を嫌い、自己中心的で、バイアス思考の塊といってよい、患者たちという大衆は、この理論の意味も価値も理解できず、バカにするだけであり、その理論を知ろうとはしない。知れば多くの病気を簡単に、即効的に完治させることができ、人生が変わるだろうに。        例えば、うつ病や喘息、アレルギー性鼻炎、腱鞘炎、過敏性腸症候群、膀胱炎、神経痛などが1日で解消する。新型コロナで死ぬことや、後遺症で苦しむことも回避できただろう。

治療の詳細が書いてある、電子書籍『ニセ科学ではなかった磁気療法』は、こちらのブログから検索してください。              「新・とんでも医学備忘録」

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