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科学研究とは何か、それは法則の探究であり、現象の分類ではない。

ヨーロッパにおいて大航海時代になると、珍しい物やそれまで知られていなかった物が、世界中から収集されるようになり博物学が発展した。そこから、収集した物を何らかの特徴によって分けていき、体系化する分類学が派生した。当時においては、それが科学研究とされていたのである。

ところが、地動説(太陽中心説)の提唱に端を発し、「万有引力」の発見によるニュートン力学の確立というプロセスから、科学研究とは法則を探究することであり、現象を分類し体系化することではない、と研究者たちは考えるようになった。分類という方法が全く行われないわけではないが、それが科学研究の目的ではないということである。いろいろな法則の発見によって、誰もがそれを応用して現象を予測したり制御することが可能となり、生活を豊かにすることができるようになった。このように近代科学の確立以降においては、法則を探究することが科学研究であるという認識が、研究者たちに共有されるようになった。

多くの法則が発見されていくと、次第に諸科学を体系化していくことになる。それが、物理学を基礎とする公理的体系である。すべての現象は物理法則に従っており、物理法則に還元することができる。このような考え方を物理主義という。                           ところが、いまだに分類学的方法論に終始し、法則の探究に背を向けている分野がある。それは治療のための応用科学である医学である。物理学、化学、生物学、工学などの研究成果を取り込んで治療を行う。

ここでは主たる治療法である薬物療法を問題として取り上げる。現代医学は生命現象を化学反応の集積と考えており、その異常である病気の治療を基礎づけているのは、生化学や分子生物学である。日常経験する病気の大部分は、分子機械であるタンパク質分子に薬物を結合させてその機能を調節することによって治癒をめざす。タンパク質分子ごとに機能が異なるので、異なる薬物が必要となる。肝炎治療薬で喘息を治療することはできないし、その逆も不可である。タンパク質分子の機能が低下している状態と亢進している状態でも異なる薬物が必要となる。タンパク質分子の機能と状態に適合する薬物を用意して、いつでも使えるように体系的に分類しておかなければならない。治療するためには検査・診断を行い、原因や症状、病名を分類・特定して、それに適合する薬物を選択できなければならない。薬物の開発から患者に投与するまで、すべて分類学的に作業が進められ、より詳細に分類されていくことが、医学の進歩であると誤解されているようである。このように、法則が出る幕はほとんどない。

20世紀になると、化学反応のプロセスや化学物質の構造は量子力学によって説明されることになり、化学は物理学の一部ということになった。生体も分解していくと分子から構成されており、それをさらに分解すると原子と電子から構成されている。原子と電子は量子といわれ、粒子としての性質と波としての性質を併せて持っている。生命現象も量子力学に支配されているはずという予測のもとに、量子生物学や量子医学といわれる研究分野があるが、これまでのところほとんど成果はない状態が続いていた。

現代医学は生命現象は化学反応の集積であり、生命現象に物理法則を認めていない。もしも、生命現象に物理法則が認められるならば、物理的に治療することが可能になることが考えられる。

化学を物理学によって説明することはできる。しかし、物理学を化学によって説明することはできない。化学反応のプロセスや物質の構造を、現代物質科学の基本法則である量子力学によって説明することはできる。ところが、量子力学を化学に落とし込むと、そこからは個別の問題となってしまい法則性が消えてしまう。異なる化学反応や異なる物質に共通する法則を発見することはできない。したがって、生命現象を化学的に考えるならば、法則による治療は不可能となる。

生命現象を進行させるのは分子機械であるタンパク質分子である。タンパク質分子は骨格構造と官能基からなる複合分子である。骨格構造によって分子の形が決まり、官能基において化学反応は進行する、病気は官能基の異常であり、薬物を結合させて化学反応を調節する。しかし、確実な治癒は難しいのが現状である。                          ところが、鍼灸や熱、電気や磁気など、薬物を使わない治療が行われており、ときには驚異的な治癒事例もあるが、メカニズムが不明であり、再現性や有効性が確実な治療法には至っていなかった。それらの治療法はニセ科学扱いされたり、無視され続けている。パラダイム転換となるような研究は、このような変則事例を解明することから始まる。

薬物は官能基と結合するが、物理療法はどこに作用しているのか。生体内において、機械としての機能を持つ物質はタンパク質分子以外にはなく、タンパク質分子は骨格構造と官能基からなる複合分子であるが、物理療法では化学反応は起きていないので、物理療法は骨格構造に作用していることになる。物理的作用は骨格構造を変化させて、それが官能基の化学反応を正常化することにつながると考えられる。分子内部の原子と電子の振る舞いによる現象であるから、量子力学に従って起きていることになる。

このメカニズムを解明するとともに、磁気を使う最も簡単で有効な治療法則を確立することができた。磁気を加えることは同じでも、これまでの磁気療法とは似て非なる治療法である。それがここで論じている「量子磁気医学」と名付けた治療理論である。医療用として薬局で販売されている粒状磁石と棒磁石があれば治療ができる。どこに、どのように、磁気を加えていくか、それが問題であり、分類学的作業はほとんど行わない。             物理法則に基づく治療であるから決定論であり、分類学的な薬物療法のように確率論による検証は不要であり、磁気の加え方が適切であればほぼ確実に完治してしまう。薬物を使わないので副作用はない、骨格構造の構造変化は瞬間的に起きるので即効的に完治させることができる。物理法則には斉一性原理が適用されるので個人差もない。最も信頼できる治療理論といえる。この治療を知ったら、薬物で治療しようとは思わなくなる。

官能基の化学から骨格構造の物理学への転換は、地球中心説から太陽中心説へのパラダイム転換に匹敵する重大事件といえる。「量子磁気医学」はニセ科学ではない、これこそ現代科学の中核理論といえる量子力学に基づく「真正科学」といえるだろう。現代医学こそ、天動説のように論証の仕方を間違った「誤謬科学」というべきである。地動説を知らなくても何ら困ることはないが、「量子磁気医学」を知ったら人生が変わる、是非知っておくべき理論なのである。                            「量子磁気医学」の詳細が書かれている電子書籍『ニセ科学ではなかった磁気療法』を読めば、多くの病気を患者が自分で完治させることができるようになる。例えば、うつ病や喘息、過敏性腸症候群などは1日で完治も可能なのである。治りたい、死にたくないならば、電子書籍を一読してみればよいだろう。

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