見出し画像

バイアスだらけのしぶとい患者たちは、治せる治療法を拒否する

認知科学でバイアスとは、「傾向、偏向、先入観、データ等の偏り、思考や判断に特定の偏りをもたらす思い込み要因、得られる情報が偏っていることによる認識の歪み、といった意味で用いられる語」Weblio辞典より

天動説と地動説の論争は地動説が勝利した、宇宙の中心が太陽か、地球か、というだけの問題ではない。天動説は目で見たままの太陽の運動を、頭の中で都合よく理屈をつけただけの説明である。このような思考を思弁という。

地動説は地球の運動を事実に基づいて矛盾なく説明しようとした。すると、運動には法則性があることが分かってきた。法則を探究することによって近代科学は進歩することになる。                    目に見えるものは、目に見えない力によって動いている。それは「万有引力の発見」によって、ニュートン力学として完結することになる。万有引力という見えない力を想定することによって、質量の大きな物体の周りを質量の小さな物体が周回することが確定し、天動説と地動説の論争は終結した。

電気や磁気、熱や圧力などは、目に見えないがエネルギー、力を持っており、この世界は見えない力によって動かされている。そこには法則が成立している。目に見えるものから、目には見えない特性を抜き出して説明する。このような抽象的思考ができなければ「量子磁気医学」は理解できないことになる。

自分が納得できる理屈をこねて満足していると、治せる治療法を理解できないし、いぶかしげに見ているだけで実際にやってみることもしない。それではいつまでも病気は治せない。しかし、理解することは難しい。理解できないことは理解しなくてもよい、実際に一度やってみればよい。それで治れば、その治療法の正しさが分かる。次回からは、その治療法を選択することにすればよいのである。たったそれだけのことがなぜできない?

一度読めば人生が変わる、          電子書籍『ニセ科学ではなかった磁気療法』は、こちらから