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高速道路無料化、案の定コケる


1面

 広域鉄道が分割した上で民営化されてから、三十数年が経ち、日本帝国主義は過去の過ちを繰り返した。

 従来、2065年までとしていた高速道路の料金徴収期限を更に50年延長する改正道路整備特別措置法等が、5月31日に参院本会議で可決、成立した。事実上の有料恒久化だ。

 道路公団の民営化が断行されて久しいが、老朽化した橋やトンネルなどの改修費、暫定両側2車線で運用している区間の通常化費用を確保するのが狙いと思われる。ネクスコだけでは維持ができない格好だ。

 民営化以前、かつての道路公団は国鉄の歴史を繰り返していた。日本の人民を騙し続ける、一部の人畜らによる癒着の温床となり、債務の増大する一方で、需要の乏しい道路が我田引道の如く乱建される有様であった。市場にできることは市場に委ねることの倫理で民営化されたが、市場に出来る事ではなかった。

 所で、高速道路には廃線が全くと行って良いほど存在しない。中央道の旧道くらいだろう。かつての新自由主義的な民営化に唱えられた種々のお題目は念仏のまま破綻したわけだが、鉄道のローカル線で槍玉に上がるような物事が、道路となると一切の沈黙となる。ローカル線で盛んに論じられる維持費用も、道路においては実際に国民が負担しているにも関わらず、まるで存在していないかのような事となる。とっくに無料化されているはずの首都高環状線の通行料は、どこへ消えたのか? 今回の可決は、道路の歪みを端的に現している。(無署名)


2面

【三里塚6戦士奪還】

 本格的な階級闘争となった2月の三里塚と5月の広島であったが、その2月の高揚に対する日帝の悪あがき、そして5月のサミット闘争に対する許しがたい予防弾圧から日が明けて、三里塚闘争名目で弾圧されていた6名の戦士たちが5月31日に奪還された。共闘する仲間である木更津73号(仮名)も奪還された。

 今回の逮捕に大義など存在せず、県反戦においてもこの日帝の所業に断固弾劾する。(中井)

 

【6・18国鉄集会へ総結集を!】

 国鉄闘争全国運動とは、国鉄1047名をめぐる2010年の政治和解への断固反対を歴て、新たな全国運動として出発しました。  

 今こそこの真価を発揮しよう!

 我々は闘う決意日々うち固め直さなければなりません。労働者が自らの力に気付き、取り戻すために。

 変革と再生は今これからです。県反戦が先頭となり集会の成功、ひいては労働運動再生をけん引しよう!

(国鉄集会を勝手に支持し告知する中井裕也) 

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