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不動産系の設計部から設計事務所や工務店への転職。どんなスキルが必要?~ 求職者からの質問にお答えします。(vol.22)~

こんにちは。
建築設計者のための求人サイト「A-worker」運営スタッフの大塚です。

求職者様からの質問に回答するシリーズ、第22弾。

不動産系の設計部から設計事務所や工務店への転職。どんなスキルが必要?

今社会人で不動産系の設計部で働いています。しかし、もっと一つ一つの物件・詳細までこだわった家造りをしたいなと思い、設計事務所や工務店への転職を検討しています。どのようなスキルが必要になるのでしょうか?

建築士資格/ヒアリング力・コミュニケーション力

「詳細までこだわった家づくり」、素敵ですね。

まず、資格という点で言うと、建築士があればベストです。
働きながら資格取得されている方もいらっしゃいます。

その他、CADスキルやデザイン力など、事務所のカラーや方針によって重要視される部分はさまざまです。

家づくりになると対個人のお客様になるので、一般の人の立場にたった、ヒアリング力・コミュニケーション能力がまず必要になるかと思います。

「家を作りたい」と言っていても、どの部分をどのようにしてどう暮らしたいのか、何が家族にとって幸せなのかを言語化できているお客様は少ないです。
多くの何気ない会話から普段の生活リズムや困っていること、理想の暮らしなどを聞き出していく必要があります。

予測力

また、お客様の希望を形にしていくなかで、最終形態(建物・予算)がどうなるのかを予測しながら進めていく「予測力」も大切です。

法律や面積、構造、予算などの決められた範囲の中におさめながらいかに広がりを持たせていくか。そこが建築士の腕の見せ所なのではないでしょうか。

PM(プロジェクトマネジメント力)

最後に、PM(プロジェクトマネジメント力)についてもご紹介します。
設計事務所の方針にもよりますが、複数のお客様を対応し同時に進めていく場合もありますのでプロジェクトの管理能力(客観的な視点で進捗を管理する)も必要になってくるかと思います。

こう書き出してみると多くのスキルが必要だと思われるかもしれませんが、お客様から多くの「ありがとう」をいただき充実したワークライフを送られている建築士の方はたくさんいらっしゃいます。

良い設計事務所と出会え、「こだわりの家づくり」ができることを心から祈っております。転職活動、頑張ってくださいね!


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