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抽象化のはなし。

記事を書くのは1週間ぶりくらいになります、あおのです。
今回は初学者ながら、抽象化を使えるようにするというテーマで書きたいと思います。あくまで、自分なりな記事(ほぼ本の要約)ですのでこんな考えもあるんだなと思っていただけると幸いです。

下記がこの記事を書くにあたり、参考にした本になります。興味のある方はぜひ購入してみてください。(長くないので読みやすい)

それでは、いきましょう〜〜〜

抽象化とは?

ずばり、

* 複数のものをまとめて、一つのものとして扱う

* 共通の特徴を抜き出して、ひとまとまりとして扱う

* 複数の事象の間に法則を見つける ー(パターン認識の能力)

ことです。ざっくりと「グループ化」だと思ってもらって間違いがないかと思います。このあと抽象化の具体例を見せます。(なんか変な日本語。笑)

その前に抽象化のメリット、良いところを説明します。

・物事の本質が見える → ブレなくなる
・まとまりとして使うことができる → 関係性を表すことができる
・解釈に自由度が高い → 応用が利く

以上が抽象化の良い点だと考えます。

まず、1つ目の確信に迫っていそうな「物事の本質が見える」に関して、注意すべき点は本質が目的によって変化することにあります。樹木で例えると、枝葉を切り捨てて幹を見ることになりますが、その目的によって注目すべき幹が異なります。

例えば、上司と部下で見る目的が違うということはたびたび起こるでしょう。上司が言っていることがコロコロ変わると部下は思っていても、上司にとっては「ブレ」が少ない場合もあります。それは部下が持っている目的は上司にとっては手段(具象)でしかなく、上司はそれよりも抽象度の高い「上位目的」(抽象)を持っているということです。

2つ目の「まとまりとして使うことができる」という点はとても分かりやすいです。抽象化の具体例になりますが、私たちは「海に住む生物」「えら呼吸をする」「ヒレで移動する」「うろこがある」といった特徴から「魚」を連想します。こうして、魚にはいろんな種類がありますが、「魚」として認識する抽象化を身近に行っています。

そこからどう「関係性」に繋がるのかというと、一番分かりやすい例としては物理法則です。F=maという方程式はまさに「関係性」を表しています。まとまりとして認識することで、それらのまとまり間の関係性に注目することができるという点で抽象化は役立っています。

最後の「応用が利く」に関して、この後で具体と中傷というトピックで詳しく説明します。

具体と抽象

具体と抽象のそれぞれ特徴を書き連ねたいと思います。

*具体
┗ 直接目に見える
┗「実体」と直結
┗ 一つ一つ個別対応
┗ 解釈の自由度が低い
┗ 応用が効かない
┗「実務家(具体的な施策を行う人)」の世界
*抽象
┗ 直接目に見えない
┗「実体」とは一見乖離
┗ 分類してまとめて対応
┗ 解釈の自由度が高い
┗ 応用が利く
┗「学者(概念・考え方を作る人)」の世界

以上が具体と抽象、それぞれの特徴になります。

抽象に関して、またまた「応用が利く」という特徴が出てきました。これはどういう意味かというと、一見すると直接関係が無いように見える複数の事柄に「共通点」を見出し何かしらの施策を打つという意味です。

え??ってなる方のために具体例をあげると、
「鮪」の捌き方を知っていたとします。そこで、初めて「鮭」を捌くことになりました。あなたは鮭を捌くことができるでしょうか??おそらく、(正確なやり方では無いかもだけど)できるはずです。つまり、今回の共通点である「魚」という特徴を活かして、あなたにとっては初めての経験ですが捌くことができました。これがまさに「応用が利く」の典型例と言えます。

抽象化をどう使うか?

抽象化の良さ・便利さが分かったところで、どう使うの??

その答え(抽象化の使い方)は、

「要するに何が大事か?」

を考えるようにすることが抽象化だと思います。考えている対象において何が大事なのか、何が原因なのかということを考えることにあるはずです。
最初の方で例に挙げた樹木の話でいうところの、目的に応じて「枝葉」と「幹」を見分けるという部分に繋がってきます。

活かし方

さっきまでは抽象化の使い方でしたが、次は活かし方をいきます〜。

自分が行動を起こす時にどんな形で計画を練っていますか??

行動指針を決める際にtodo(すべきこと)を意識すると思います。しかし、todoを考える前にtobeについて意識を向け、tobe(なりたい像・目標)の実現のためのtodoである必要があります。

tobe(抽象) → todo(具体)

この構図が重要になります。なぜなら、todo先行で考えてしまうと方向性が定まらずかなり手探りの状態(一つ一つ実証していく必要がある)になり、効率が悪くなってしまうからです。そのため、抽象→具体の逆算的な計画を立てることが必要だと分かります。

つまり、私たちが注視するのは「抽象化」だけではだめで、具体と抽象をセットで考える必要があります。一般化すると、以下のようになります。

具体→抽象→具体 という具合に、具体から抽象度の高い共通点を見つけ、新しい具体に応用を利かせる

これが理想形です。思考のクセ(考え方)をつけることでこれを達成していきましょう。

まとめ

1. 抽象化は人間が持つ、最大の特徴とも言える
2. 抽象化はとても便利(実は普段から行っている
※下位の抽象化
3. 具体と抽象をセットで使うことが大切 → 再現性の実現

以上で、今回のまとめとさせていただきます。

ってな感じで初学者なりにまとめてみました。
全く訳わからんという人はこちら↓を読んでみてください。笑

思った以上に長い記事になりましたが、見てくださってありがとうございます。また他の記事も書きたいと思っているので、よろしくお願いします。

それでは、また〜〜〜

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