AUさんとオンラインセッションをさせていただきました
先日、長崎県にお住まいのAUさんと、オンラインセッションをさせていただきました。
30代に入られたばかりの、とてもピュアで可愛らしい、でもどことなく個性的な雰囲気をお持ちのAさん。
いかにも素直で優しいお人柄が滲み出ていて、人好きのする素敵な女性ですが、2~3年前からどうもすべてがうまくいかないとのことで、とても自信を失っておられるようでした。
そんなAさんでしたが、90分、ゆっくりとお話をして、たくさん泣いていただいて、
セッションが終わる頃には、とてもスッキリとした笑顔になってくださいました。
ホッと肩の力を抜いていただけたのでしょうか、最初の縮こまったようなオーラも本来の爽やかなあたたかさを取り戻しておられましたね。
元気を失っているたましいの仲間を少しでも励ますことができて、私もとても嬉しかったです。
今回Aさんが、そのお悩みを通して改めて確認させてくださったのは、「人生には転換期がある」ということでした。
私にも経験があります。
それまで、何も考えずただ自分らしくあるだけでそれなりに楽しく生きていたのに、
なんだか最近、うまくいかない。
これまでのやり方が、通用しなくなってる気がする。
空回りしてる感じ。
同じやり方のはずなのに、妙に色んなところにぶつかり、受け入れられず、
なんだか以前より心も体もしんどくなってきてる…。
あれ?
なんでだろう?…なんで?
私は私らしく頑張ってるだけなのに!
ん?でもそういえば、私らしさって、なんだったっけ?
私の良さって、なんだったろう。
うーん…、改めて考えてみると…、
私って…、なんだか自分で思っていたより、ダメだったのかな…。
なんか…、勘違いしちゃってた?
確かに…、悪いところいっぱいあるもんな…。
こうなると、どんどん迷宮にハマり込み、どんどん自信を失ってしまったりするんですよね。
それが環境が変わった時期と重なったりすると、
新しい環境のせいにしたくなったりもします。
なんでここの人たちは、私を受け入れてくれないの?
前いたところは良かったのに、ここは私のことを分かってくれない人ばかり…!
怒りが出てきて、
でもそうすると余計にうまくいかなくて、
すると「私を分かってくれる人はどこにいるの…?」と、焦りまで出てきたりして…。
手当たり次第に色々とやってみるけど、やっぱりうまく行かなくて、
ついには、「もういい!」と、一人閉じこもってしまう…。
本当に苦しくて悲しくて…、泣きたくなりますね。
でも…、
こういう時、実は、人生は新たなステップへ向かって、大きく階段を登ろうとしています。
いわゆる転換期。
そして、先に「転換」したのは、実は「自分自身」です。
私たちはつい、「誰かや何かのせい」つまり「周りに起こる現実のせいで、自分が苦しい思いをしている」と考えがちですね。
でも、たましいの視点から見ると、逆なんです。
実は、先に変わったのは「自分自身」で、
それに合わせて現実も変わり始めているのに、受け入れられずに抵抗している時、苦しみが生まれるんですね。
それは例えば、自分の身長が伸びているのに、いつまでも同じシャツを着ているから窮屈で苦しく感じる…、
そんな感じに似ているでしょうか。
なので今の私は、現実に何か穏やかでない現象や苦しさが増えてきた時には、「あ、人生の転換期が来てるのかな…」「私の何が変わってきたんだろう」「どんなエネルギーが目覚めようとしているんだろう…」と内省する時間を取り、カラーセラピーなどの助けも借りながら、自分の内面を見つめるようになりましたが、
ただ、そのような視点に慣れるまでは、なかなか自分で気づくのは難しいもの…。
そんな時、ホロスコープや八字は、とても大きなヒントをくれます。
ホロスコープや八字、数秘術に代表される「命(めい)」は、人生の地図。
出生年月日時場所というのは、生まれる時に自分が自分のために残してきた人生の地図を開くためのパスワードなんですね。
そしてその地図には、自分の人生のどの時期にどんな転換が訪れるかも、ちゃーんと記されています。
Aさんの人生の地図にも、ここ何年かが大きな人生の転換期であることが、如実に示されていました。
特に、大きな「心」の変化があることが、ホロスコープにはっきりと示されていました。
さて、ホロスコープには「年齢域」という考えがあります。
例えば0~7歳頃は「月」、8歳~15歳頃は「水星」、16〜25歳頃は「金星」…というように、
年齢によって影響力を増す惑星が変わるという考えです。
年齢域の境目でサイン(星座)が変わると、性格や人格もちょっと変わったようになる方が多く、
例えば私は「月おうし座、水星うお座、金星やぎ座…」なのですが、
ごく幼い頃は「おうち大好き人見知りのマイペース」、小中学生の頃は「音楽や映画大好きボンヤリ癒し系」、高校生頃からは「落ち着いてしっかりした働き者」…みたいに少しずつキャラが変化していきました。
たいていの方はこのように各惑星の入るサインがバラエティに富んでおり、
そのため、たいてい皆さん30歳になる頃には複数のサインを経験してくる…、つまり「自然な心情の変化」や「自然なキャラの変化」みたいなものを、なんとなく受け入れながら生きているものです。
そんな中、Aさんは「月おひつじ座、水星おひつじ座、金星おひつじ座」。
とても珍しいことに、生まれてから25歳頃までずーっと「おひつじ座」のみを経験しておられました。
そして、26歳頃、太陽の年齢域に入って初めて、「おひつじ座」ではない「おうし座」という、別のサインを体験することになられたのです。
Aさんに「もっとお若い頃は、おうし座の占いを読んでもピンとこなかったんじゃないですか?」と聞いてみると、「そうですそうです!」と仰っていました。
「おひつじ座」らしく、思い立ったら即実行!抜群のひらめきと行動力で、挑戦や冒険に満ちたユニークな人生を謳歌しておられたそうで、それが自分らしい生き方だと、自分の人生に疑問を抱いたことなんてなかったと。
そんなAさんは、26歳頃、おひつじ座の経験を終えて、おうし座の経験に移ろうと、たましいレベルで変化を始めておられたんですね。
だから現実も、おうし座の経験をするのにふさわしいものへと変化を始めました。
実際Aさんがここ何年かにご経験してこられたのは、ご自分の美的才能とご自身のペースを大切にできる職業へのご転職、ご結婚、住居のご購入…、どれもとても「おうし座らしい」要素です。
そして、どれも一見すると「幸福」と呼べるご経験ですね。
「なのに、こんなに恵まれているのに、幸福じゃないなんて…」と、ご自分を責めてもおられましたが、
でも、無理もありません。
なにしろ25年も続けてきた「おひつじ座の生き方」です。
そんなにすぐに、心と体はついていけなかったのですよね。
しかも、「おひつじ座」は火のサイン。「おうし座」は地のサイン。
この「おひつじ座」→「おうし座」という移行は、
勢いよく燃え上がっていた火🔥の心を、形ある物質世界に🟫落ち着けるということ。
例えば、調子よく飛んでいた飛行機を、地面に着陸させる、
あるいは、どこまでも燃え上がりたい火を、暖炉に閉じ込める、
そんなイメージ。
とても窮屈な気持ちを伴うことが多いです。
Aさんも、「そうですそうです、そうなんです!窮屈なんです」と、涙を流しながら頷いておられました。
無理もないですよね。
25年間なんの疑いもなくずーっと思いのままに燃え上がっていた火が、突然暖炉の中に閉じ込められたのですもの。
あるいは、25年間ずーっと真っ直ぐ歩いてきたのに、突然の「まわれ右!」。見える景色がガラッと変わったのですもの。
こんなに大きなたましいの変化。
心と体がついて行けなかったのも無理はありません。
生まれて初めての変化ですし、ご自分だけで気付くのはかなり難しかったと思います。
だから、占いへと導かれたのかもしれませんね。
このように、今起きていることの「からくり」が分かるだけでも、心はずいぶんスッキリするものですが、
もっと大切なのは、実は、ここからです。
人生に起こること、自分の人生に用意してきた経験には、すべてあたたかな意味があります。
ではAさんは、そんな窮屈な思いをすると分かっていて、なぜそれでも「おひつじ座」の経験の後に「おうし座」を用意してこられたのか…、
その経験に、どんな意味と意欲が込められているのか…、
本当に大切なのは、ここからなんですね。
もちろん、その答えはいくつか、そしてAさん自身の中にあるものですが、
大きな意味を一つあげるなら、Aさんの、「今生では、自分の経験したことをきちんと形にして、現実世界でお人の役に立ちたい」という意欲の表れでもあるかと思います。
心の燃え上がりのままに挑戦と冒険を続ける人生…、それももちろん素敵な人生ですが、
Aさんは、今回の人生ではそれだけに留まらず、それらの経験を具体的な形にして、この世の役に立てる…、そんな愛を実現していく中で自分のたましいを成長させたいと、望んでおられるのではないでしょうか。
私は、この組み合わせを見るといつも、「ハウルの動く城」に出てくる火の妖精カルシファーを思い出します。
窮屈な思いをしながらも、お城を動かしてハウルの役に立っていて、ブツクサ言いながらもそれが嬉しくも誇らしくもあるカルシファー。
上の図を見てみると分かるように、Aさんの人生ではもう「火」の強まる時期はなく、これからしばらくは「固めて」「浸透させて」「また固めて」をくり返します。
風の強まる時期には一定の開放感もあるとは思いますが、窮屈な思いは、落ち着きはしても、なくなることはないかもしれません。
ただ、特に今生きておられる「太陽期」は、人生の地盤を固め、人生の目的をハッキリとさせていく時期ですが、
Aさんの太陽は、おうし座の9度。この度数には「赤十字の看護婦」というキーワードがついており、自分の体験的な知恵を人に教えることで人を助けるようなことを、人生の目的としておられるよう。
つまりこれは、体験が多ければ多いほど人を助けるための知恵も増やすことができるということで、25年に渡ったおひつじ座時代の様々なチャレンジとそこから得た知恵は、Aさんにとっては人生に渡ってきっとずっと、とても大きな財産となるでしょう。
また、AさんはMCも「おひつじ座」なので、生涯何かにチャレンジし続けることが社会的な使命であり、これからも、そのチャレンジが失敗しようと成功しようと、そのご経験のすべてが、「人を助けたい」という人生の目的をさらに深く追求するための糧になり続けることと思います。
特に「月」の衝動というのは、あまり抑え込むと心の安定も脅かしてしまうので、日常の生活の中で、「おひつじ座」らしいチャレンジ精神や冒険心を上手に満たしていけるといいですね。
また、おうし座というのは、自分の身体や実生活の安定を目指すサインなので、自分を投げ出してまで人を助けることはしませんし、してはなりません。
自分自身が満足な結果を手にいれ、幸せになって初めて、人に貢献する方です。
だから、まずは安心して、ご自分の幸福を第一に追求してくださいね。
自分の嫌いなところを「緑」で表され、意外と常識的な自分が嫌いだと仰っていたAさん。
土星がみずがめ座なので、本来かなりのアウトロー、変わり者なんですよね♪
そして、月がおひつじ座なので、根っこの部分はいつまでも、怖いもの知らずのチャレンジャー。
同時に「地のサイン」も強いので、現実的な枠を大切にしたい気持ちもおありで、そこが矛盾や葛藤となっておられるのだと思いますが、
でも、どんな自分も嫌わないであげて…。
それがあるから、形にしていけるのです。
アウトローなチャレンジャーでありながら、常識的なところもあるから、社会に受け入れられやすく、
自由を愛しながら、地に足をつけたい気持ちもあるから、実際にお人の役に立っていきやすいのですね。
意外と常識的で、人の目を気にする自分も、自分の人生の目的を果たすために必要な資質、自分を助けてくれている資質だと、ぜひ認めて、可愛がり、愛してあげてくださいね。
ご自分を象徴するカラーに選ばれたのは、マゼンタとシルバー。
「思いやり」に満ちていて「輝き」に溢れたAさん。
Aさんをよく知る方々からは、よく「太陽のよう☀️」と言われるそうですが、
そのお話を聞いて、私は鳥肌が…!
実は、八字で見た時のAさんの日主は「丙」、つまり、Aさんの本質は「太陽☀️」なんです!
中でも、真夏に輝くギラッギラの太陽ではなく、春のまだ冷たい海の上で世界をあたためてホッとさせてくれるような、柔らかな太陽…。
まさに「思いやりに満ちた輝き」…。
こんなにもご自分を分かってくれている方々に囲まれているなんて、なんてお幸せな方なのでしょう。
それはきっと、Aさんご自身がまず、お人をよく理解しようとしている思いやりのある方だからなのでしょう。
その思いやりは、これからまだまだ、素敵に花開いていかれることと思います。
後日、「セッション中は涙が溢れてしまったのですが、自分の中の膿が出たようでスッキリしましたし、自分を嫌っていると言われた時はハッとさせられました」
「自分のことを新たな角度で見れて、純粋に占いの面白さを感じましたし、今進んでいる道は間違いないと言っていただき、救われる思いでした」
と素敵なご感想をくださり、
また、セッション時も、私のブログにいかに励まされたかを熱弁くださり、さすが太陽☀️人を助けるご使命をお持ちの方、私の方こそ、とても励まされました。
この大きな転換期も持ち前のチャレンジ精神で前向きに受け入れ、これからAさんの人生に展開されるであろう新たな景色も、ワクワクしながら楽しんでくださいますように…!
挑戦の多い人生は凹むことも多くなりがちですが、神様も私もいつでもAさんの味方です。安心してチャレンジし続けてくださいね。
AUさん、こちらこそ、ありがとうございました♡
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