子連れ黒部峡谷-トロッコ列車に乗る-
Kurobe Gorge Railway in Kurobe city, Toyama prefecture
戸隠を出発して上信越自動車道から新潟県上越地方を抜けて、北陸道で富山県黒部市へ向かいました。
2時間ほどで黒部峡谷トロッコ電車の始発「宇奈月駅」に到着です。
この日は週末だったので午前中に到着しても、チケットカウンターの列は駅舎の外までつながっていて、空いている席は午後の便ばかり。
一駅だけ乗車する予定だったので、昼過ぎの往路便だけを購入して、復路はその場で空きがある列車に乗ることにしました。
オレンジ色のオープンエアなトロッコ列車に乗車して、黒部峡谷の合間を縫うように進んでいきます。
山がちなエリアでトンネルも多い上に、真っ暗な中でゴォゴォと大きな音がなるので、近くにいた男の子は「怖いよー!怖いよー!」と、ずうっと号泣していました。
トラウマにならないことを祈る!
そして、トンネルを出ると素晴らしい黒部川の景色が広がります。
途中には猿の群れが出没するスポットもあり、カメラをスタンバイして連射します。
期間限定で宇奈月駅のカウンターに動物写真を見せると、記念ステッカーがもらえるキャンペーンを実施中です。
黒薙駅に到着し、乗ってきたトロッコ列車を見送ります。
ここから階段を登って黒薙温泉に行けるそうですが、小さな子連れということもあり温泉はまた今度。
運良く次に来た上り列車がガラガラだったので、空いている席に座って宇奈月駅に戻ってきました。
混んでいて下り列車に空きがなければ何本も待つことになるそうですが…夕方のピークタイムでなければ大丈夫そうでした。
宇奈月駅に戻って来たら、今度は徒歩で周辺の景観を見に散策です!
遊歩道の旧トンネルからは山彦橋の真っ赤な鉄橋が大迫力で見ることができました。
鉄道好きな子どものために差し込んだトロッコ列車でしたが、関東にはないそびえ立つ山々と谷深い自然の景観が大人でも楽しめました。
そして、駅周辺には実車が展示されているので、運転士さんごっこをしたり、駅員さんの真似をしたりと、本気で鉄道のお兄さんになりきって大興奮!
大人の旅行に仕方なく付き合っている子どもも、こうした自分が楽しめるスポットがあることで、心なしか「明日は大人に付き合ってやるか…」となってくれている気がします。
なお、今回は旅行シーズンだったこともあり、チケットカウンターが長蛇の列で2時間以上タイムロスが発生しました。
車だと到着時間が見えないのは難点ですが、ある程度、時間が読めるのであれば事前にネット予約した方が待ち時間も少なくてスムーズです。
私は10年ぶり2回めの乗車でしたが、それでもトロッコ乗車に美しい景色と心躍る時間でした。
子供のためにとりあえず差し込んだ企画に、ここまで楽しめるとは嬉しい誤算です。
関東からだと少し距離はありますが、黒部まで北陸新幹線でレンタカーを借りるという手もあります。
鉄道好きなお子さんがいるなら、検討の価値ありですよ!
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