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お昼を買いに。【詩/ポエム】

比較的涼しい初夏の日。
網戸からふわりと心地よい風が舞い込む。
私は覚醒しきらない意識で
ぼんやりと時計を眺めた。
時計はもう昼を指しており、
今日は何を食べようかと回らない頭で考える。
目をこすって、伸びをする。
半袖の寝間着からでた四肢を重たげに動かし、
適当に洋服を選んだ。
サラリと羽織れるワンピースを1枚。
歯を磨き、軽く化粧を施して。
いつも使っている鞄を手に取る。
サンダルをひっかけて、
扉がバタンと音を立てた。
日差しの元は少しだけ暑くて、
じわりと汗が吹き出した。

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