終わらない「『プラットフォーム資本主義を解読する』を解読する
最近、ヤニス・バルファキスの著書「テクノ封建主義〜何が資本主義を殺したか」が話題です。邦訳は出ていないので、あちこちで本人が語っている記事や日本メディアの連載を読んでみると、プラ解と同じような危惧と認知資本主義で書かれていたような、旧来の資本主義の終わりついて書かれているようです。
上記記事は会員記事であるものの、無料会員登録で読めるので是非。昨日、こちらからの引用をMastodonに投稿したので転載します。
先日の、#プラ解 イベントでもお話させていただいたアレクサ。
プラ解の「chapter10 プラットフォーム資本主義の光景と新封建主義の傾向」の章にある『ユーザーは「消費者」「資源」「労働者」「製品」になる(p142)』と同じことを言っていますね。
またこの章を書かれた水嶋一憲先生とバルファキスは表現は違いますが同じ未来を見ている気がします。
この「すっかりお馴染みになっていた旧来型の資本」から「ここ20年で登場した変異バージョン」の間に、認知資本主義が入るかな、と思いますよね。先日のイベントでも話に出た「HIPHOP誕生50年」「ミヒャエル・エンデのモモが出版されて50年」そして山本先生から出た「チリ・クーデター(新自由主義の誕生)から50年」と50年前の旧来の資本主義の終わりの始まりの話をしましたが、今ここから先の50年も、もう始まっているのだなあと、改めて思いました。このバルファキスの本も邦訳が待たれるところですが(ナカニシヤ出版から出ればいいのに!)、待ってる間に改めて認知資本主義から読み返すのもありだなと思いました。
バルファキスのテクノ封建主義とプラ解と認知資本主義、そしてAI監視社会などと絡めて気になる所を書いておきたいなあと思っていたのですが、イスラエルとハマスの紛争が深刻な状況になり、これもまた繋がるところもあるなあと思っていたら頭の中が収集つかなくなってきたので、とりあえずここまで。プラ解イベントは終わりましたが、本書をツールとする生活はまだまだ終わりそうにありません。ではまた。
※10/23追記
プラ解、chapter10の水嶋先生の章にそもそも、バルファキスが引用されていたのですね。見落としていました。
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