詩:『眠れぬ夜さえ』

すべて夢だった

断片が通り過ぎていく

過去は本当にあったかどうか
記録をたどることはできるが
それは捏造されたものかもしれないし
確かさはどこにもない

すべて夢だった
として
差し支えないでしょう

誠に残念ながら
夢とは真実のような幻なのです

また一刻一刻
過ぎゆくと
私のいない世界で
観測できない夢が広がる

すべて だった

断片が通り過ぎて

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