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詩:『非実在少女の体温』

天使のいない12月
朝の来ない夜に抱かれて
できない私が、くりかえす。

遥かに仰ぎ、麗しの
見上げた空におちていく

「虹を見つけたら教えて。」

君と彼女と彼女の恋。
それは舞い散る桜のように
素晴らしき日々

夜明け前より瑠璃色な
さかしき人にみるこころ

君が望む永遠
こなたよりかなたまで

最果てのイマ
終わる世界とバースデイ
彼女たちの流儀

もしも明日が晴れならば
キスより先に恋よりはやく
さよならを教えて


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