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億万長者の挑戦・覆面ビリオネア (4/365)

ディスカバリーチャネルの「億万長者の挑戦」を観ました。主人公グレンは一代で財を成した億万長者ですが、彼がアメリカンドリームが健在であることを証明するためにある挑戦をするのです。

その挑戦とは、身分を隠し、見知らぬ土地で、1台のピックアップトラックと新品のスマホと現金100ドルを元手に、90日で100万ドルの事業を創るというものです。失敗した場合はポケットマネー100万ドルを寄付するというのです。

ちなみに100万ドルというのは正確に言うと、100万ドルのキャッシュを稼ぐというのではなく、100万ドルの価値のある事業を創るという意味です。

ストーリーの詳細はぜひ動画を観てください。いまならYoutubeで無料配信されています。私はつい引き込まれて一気見してしまいました。

感銘を受けたのは、へこたれず前に進むグレンの姿勢です。100ドルの元手で事業を創るなんてクレイジーです。しかしグレンはゲームを楽しむように前に進んでいきます。

アイデア、試行錯誤、出会い、巻き込み、失敗、落ち込み、立ち直り、すごいスピード感です。時には厳しさも見せるグレンですがその根底には、人に対する尊敬の念が感じられます。

必ず成功するという信念と明るさが、まわりの人々を巻き込み、前に進んでいくのだなぁと、まるで自分が体験しているように感じました。こういう人の存在がアメリカを支えているのだとさえ思えます。

最近起業家の理論として注目されているエフェクチュエーションとよばれる経営理論があります。

成功している起業家の行動を分析して、体系化したもので、その基本原則は以下の5つです。

Bird in Hand(手中の鳥)
Crazy-Quilt(クレイジーキルト)
Lemonade(レモネード)
Affordable Loss(許容可能な損失)
Pilot-in-the-plane(飛行機の中のパイロット)

簡単に言うと、無いものねだりはせず手持ちの手段からまず始めること、偶然の出会いを紡いで目的地の変更を厭わないこと、転んでもただで起きないこと(すっぱいレモンも甘いレモネードにしてしまう)、出費は抑えて長く続けること、全体を俯瞰してバランスを取ること、以上を繰り返すこと。これがエフェクチュエーションの要諦です。

エフェクチュエーションのプロセスはとても自然で無理がありませんし、グレンの行動はまさに、エフェクチュアルであるということがわかります。グレンの挑戦は成功するのでしょうか?

最後に、エフェクチュエーションの提唱者のサラス・サラスバシー教授の講演をシェアします。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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