日記（ジャズを聴き始めた日々）

9/13(月)
注文していた大山海『奈良へ』と藤原辰史『農の原理と史的研究』が届く。ほとんど同じサイズの二冊。なんだか不思議な取り合わせだ。
夜に、たわむれに妻と二人でClubhouseの部屋を立てた。同じ家の別の部屋にいるのに、イヤホンからはすぐ近くにその人の声が聞こえる。ほどなくして共通の友人が入ってきてくれて、二人の会話を聴きながら布団へもぐった。

9/14(火)
仕事がめまぐるしい。日々いろいろな気づきがあるはずなのだけどどんどん忘れ去られていく。気づいたことはアウトプットしないともったいない的なことが最近読んだ本に書いてたような書いてなかったような気がする。ともあれ、仕事中のビジネスに役立たない気づきを一日に2個を目標にして仕事中にできるだけ書き留めて、書けるやつは日記に残したい。たぶんすぐ飽きる。

妻に頼まれて、「かじるバターアイス」を2本買ってきたけれど、買って帰ってきたときには妻はもう気持ちよさそうに眠っていた。自分の分だけを食べて、もう一本は冷蔵庫へしまった。
本を読むなりゲームをするなりしようと思ったけど落ち着かず手につかない。思えば、日々のほとんどの時間をこのような落ち着かないけどなにもやらない時間に割いてしまっている気がする。意識次第で変えられるのだろうか。

友達と3週間ほど連絡がつかない。3,4日おきにLINEを送っているけれど未読のままだ。僕の杞憂だといいんだけど。

9/15(水)
今日の気づき
・職場の先輩の口癖が「ファーファー」であること（例:この提案に対して営業部の○○さんがファーファー言ってくるとおもうのでそのときはこうしてください。）
・ビートルズの「For No One」にはピアノではなくクラヴィコードが使用されているが、ライブではピアノで演奏する
・上司でもない他部署のひとから呼び捨てにされるとふつうにイラッとする

久しぶりに徒歩で通勤。だいぶすずしくなってきた。すずしいなかを歩きながらラジオを聴くのはきもちいい。『アウトプット大全』には、文章を書く前に構成を決めた方が良いと書いてあったけど日記はそのようには書けないから心の向くままに書く。
『奈良へ』を読んでいるときに感じたけど、漫画を読むには「このキャラはどのキャラだったか」を思い出しながら読まなきゃいけなくて、けっこうリテラシーが問われる。そのつながりが読めないとわからないことがわからないままになってしまう。もちろんドラマとか映画もそうなんだけど、漫画のではその二つとはちがってコマやページという区分があるから、キャラクターがより離散的になるのではないか。（ちなみにこれは小説と短歌連作にもアナロジー的に似たようなことが言えると思っているけれど、ここでは詳しく書かない。）

9/16(木)
今日の気づき
・清水白桃の桃ヴァイツェンは甘み控えめ。

仕事で担当していた重要な部分がぼくの手を離れた。離れたというか、「こってでやります」的な感じで別の部署に取られた。こんなことあるんだと思ってさすがにびっくりした。組織っていろいろなことがある。
仕事に関して、いままでは知識ないまま雰囲気で察してなんとか段取り良く転がすみたいな処理をしていたけど、そろそろ本腰を入れて色々と勉強したりハードに働くことで経験を得たりしなければならないターンが来たような感触がある。なるべく少ない残業で乗り切っていけたらいいのだけれど。

9/17(金)
今日の気づき
・特になし。はやくももう挫折しそう。

今進めている仕事のロードマップなるものを上司の指示で作成した。なんか仕事してる感が出た。前に進めるためにいったん立ち止まって考える時間も必要ということですか。まあ当たり前なんだけど。
特に何をするでもなくお酒を飲んですごす。カップラーメンも食べた。体重はすこしずつ増えてきている。

9/18(土)
連絡の取れなかった友人と連絡が取れて一安心した。
録画しておいたビル・エヴァンスの特集を妻といっしょに見る。ジャズは詳しくないけれど軽快かつ繊細なピアノの音は聞いていていいものだなとわかる。
22時、久しぶりにリアルタイムで「藤岡みなみのおささらナイト」を聴く。北海道のSTVラジオでやっているローカルラジオだけど、radikoに課金しているので聴くことができる。毎週月曜とか火曜の朝に通勤しながら聴いているから、夜に聴くのはなんだか新鮮。土曜の夜にぴったりなグッドミュージックはやはり土曜の夜に聴くべきなのだと再確認した。
今日もお酒を飲んでカップラーメンを食べた。このままではだめだと身体が悲鳴をあげている（ような気がする）。

9/19(日)
朝、仕事にいく妻から「休みの日やからって昼からお酒飲んだらあかんで」と忠告を受ける。ごもっとも。暴飲暴食を反省し、お昼ご飯はサラダチキンとグリーンスムージーにした。おやつに「どら焼きマリトッツォ」を食べてしまったけれど。
ビル・エヴァンスのアルバムを流しながらノートパソコンに向かっている。普段この日記はiPhoneで書いているんだけど、やはりパソコンで書いた方が圧倒的に早い。思考と文章がダイレクトにつながる感じがする。あとMacbookはタイピングしてるだけで楽しいからどんどん文章を書きたくなる。
久しぶりに短歌でもやるか（この認識がすでにやばいのではあるが）、と思い立ち作りためていた歌や歌のかけらをぺたぺた貼りつけたり並べ替えたりしながら連作をつくろうとしている。連作の軸にしようとしていた歌を削除することで逆に見通しがよくなった。うーむ。

9/20(月)
久しぶりに梅田まででかけて本屋へ行った。漫画と本を何冊か買って帰宅。北村紗衣『批評の教室』と川勝徳重『アントロポセンの犬泥棒』がとくにおもしろそう。
ジャズ聴いてんねんという話を妻にしたら、じゃあ『坂道のアポロン』を見よう、ということになり3話あたりまで見た。めっちゃくちゃいいアニメだ。妻はこのアニメの受け売りで何枚かジャズを聴くようになり、僕は妻の受け売りで何枚かジャズを聴くようになった。なんかよくわからないけど原点回帰した感じがある。
仕事はままならないけれど、楽しみが増えるのはいいことだ。