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「戦争」とかいうこの世から消すべき言葉

今夜は戦争について私の個人的な考えをお話しします。

私が2010年代に民間軍事警備会社(以下PMSC)に在籍していたことはこれまでの記事でも書いてきたんですが、一体どんな組織なのか分からない方もいると思うので概要を載せておきます。


民間軍事警備会社(PMC: Private Military Company)は軍事的サービスや警備サービスを提供する営利目的の民間企業です。主な特徴は以下の通りです:

1. 業務内容
- 紛争地域での警備活動
- 軍事訓練の提供
- 情報収集
- ロジスティクス支援
- 戦闘支援
- 兵站的サポート

2. 主な特徴
- 通常の軍隊とは異なる、契約ベースの組織
- 高度な専門性と装備を持つ
- 政府や国際機関、企業などと契約を結ぶ
- 国際法上、グレーゾーンに位置する組織

3. 歴史的背景
- 冷戦後、軍事外注の流れが加速
- 1990年代以降、特にイラク、アフガニスタンで活躍
- 有名な企業として、アメリカのブラックウォーター(現在のアカデミ)などがある

4. 法的・倫理的課題
- 活動の透明性の低さ
- 人権侵害のリスク
- 国際法上の責任の曖昧さ
- 軍事活動の民営化に対する批判

5. メリットとデメリット
メリット:
- 柔軟な対応
- 専門性の高さ
- コスト効率

デメリット:
- 人権侵害のリスク
- 統制の難しさ
- 国際的な批判

民間軍事警備会社は、現代の国際紛争や安全保障において重要な役割を果たしていますが、同時に多くの倫理的・法的課題も抱えている組織と言えます。​​​​​​​​​​​​​​​​


本来なら日本人の若造なんてお呼びじゃないと思いますし実際採用条件は厳しいようです。

多くは語れませんが私の場合は色んな縁がありお誘いを受けました。

そして色んな国の色んな現場に行きました。
楽しいことや辛いこと、危険なことも数え切れないほどありました。

これだけは言いたいのですが、
「私は戦争大反対派です❗️」

なぜなら民間人を巻き込まないとかいうのはただの建前で、絶対にそんなことは無理だからです。

高確率で市街地が戦場になりますし、軍事施設が狙われる時も中に民間人が一人もいないなんてことありませんから。

特に悲しいのが紛争地の子供達の様子です。

空爆の音なんて慣れてしまっていて、あまり慌てた様子もなく防空壕へ避難していく少年たち。
ドローンのモーター音がトラウマになっちゃってる少女たち。
日本だと防犯ブザーを持たされてるくらいの年頃の子が護身用に手榴弾を持っている。

日本が平和な国だとは知っていましたがこれは当たり前じゃない、特別すぎることなんだと改めて分からされました。

私は暴力が嫌いで仕方ないのに、理不尽な暴力を止めるため暴力を使用しないといけないことも、私の心をズタボロにしていきました。

ですが国籍も経歴もバラバラだけどいい連中ばかりだった同僚たちのおかげで私は今生きてここにいます。

現在の方が世界情勢も荒れていて元同僚たちも忙しそうにしていますが、来年再来年はもっと大変なんじゃないかと思います。

どうか一時的な停戦なんかじゃなく、本当に安心して誰もが暮らせるような社会になってほしいと、隙あらば祈っております。