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上京。青山社中での2ヶ月を振り返る。

今年から近畿大学大学院の実学社会起業イノベーション学位プログラムに在籍しているが、そのプログラムの一環で東京のベンチャーにインターンするという科目があり、昨日無事に終えて本日帰阪しました。ありがたいことに、一番早くインターン先も決まり、9/24〜10週間に渡って東京生活を満喫していました。

今回はこの期間にで得たことを雑記的に書き記します。

いざ。上京。

青山社中株式会社にお世話になることに決まったが、何をするのかもわからない状況で大荷物を持って上京しました。とにかく2ヶ月間自分のできることを真剣にやるんだという気持ちだけしかなかった。「ここ最近の自分の頑張れていない感じをここで少し変えたいな」っていう小さな欲みたいなのが、今考えるとあったように思います。

そこからは練馬のマンスリーマンションに住んで、青山で働いて。ただそれだけ。中身については特にここでは記さないが毎日社員の皆さんがランチに連れて行ってくれて、たくさんサポートしてくださって、今まで経験したことのない難しいことはたくさんあったけど振り返って楽しかった思い出しかないです。

「政治は難しいし、政治家はどっちかというと好きではない。」

これが今までの自分の正直な感想で、そう考える人も多いと思います。
それでも選挙には欠かさず行っていたし、毎度投票前には紙面で候補者を吟味していた。でもそれはただ権利があるからといった感じでそこに大した意味も感じていなかったし、毎朝ニュースも見るけどただ一般常識の情報として知っているだけだった。

そんな私が運よく実際に自分の目で確かめてみる機会を得て、世の中の大いなる流れの河口の部分で実際に仕事(といっても私にできるのは簡単なリサーチ程度だが)をしてみたり、ずっとその世界で生きている人の話を伺うことで視座がぐっと上がって、政治に対して違和感や面白さを感じることが多くなった気がします。
それと同時に、自分でもそうなんだから、みんな政治に関心がないなんてことはなくて、解像度が低くかったり自分との距離が遠かったり課題が自分ごと化されていないだけなのだと思うようにもなりました。報道の姿勢やワイドショーで取り扱う話題の程度が低いというのも大きな課題だと感じるが、直接的に関係するものや他人が甘い蜜を吸うことに敏感な現状に不幸さを感じざるを得ない部分もあります。もちろん不誠実な政治家は断罪されるべきだと思うけど、その一方で早い時間の勉強会に出て、国会に出て、その後に各所顔を出してと毎日政治活動のために勤しむ先生もいらっしゃるということを忘れていないだろうか。
忘れているから政治家という職へのリスペクトが減り、本当に優秀な人材が行政に流れないといった事態につながるという負の連鎖も起こっているのではないか。総理大臣の会食の費用、年間で38万上がった給与。そんなところで盛り上がる場合なのだろうか。そもそも公務員(総理は特別職だが)の給与システム的に人事院勧告で民間に左右されるのだから仕方がないし、会食に関しても一国の長が鳥貴族に行かれても困るなと冷静に考えて思わないのかと甚だ疑問に思う。
先日物議を醸した某議員の意見に近しく発言するのは少し憚られるが、我々国民は自分たちが選んだ議員が最大限に良いパフォーマンスのできる場を作っていると言えるのかという角度の疑問が浮かぶのも少しわかる気がします。なんにせよ政治家はあくまで代弁者であるので、我々が選んだのだという前提を忘れてはいけないなと思った。

人は最終的にパッションで突き動かされる。

「政治は社会活動でなくてはならない」という代表の意見に本気で賛同しています。政権を取ることが目的ではなく、後に何がしたいのか、何の為に取るのかを考えられる強い思いを持った日本を変えるリーダーが集う場所を政治の世界にしなくてはならないのだと。少なくとも私が過ごした青山社中はそんなリーダーを生む場所でした。ここで関わった人のようにプライスレスで日本の未来を考えられる人というのは珍しいなと感じたし、こんな人たちと一緒の空間に居られることに心から運が良かったと思うばかりです。
私がこの後どんな組織に属しても、ここで得た(というよりも朝比奈さんから受けた)リーダー論はぶれることがないものになりました。

また、平木さんからは実務の面で大変勉強させていただきました。
仕事ができるってこういうことなのか。実務のスピード感と的確さに驚くばかり。自分が足元にも及ばないのはもちろんのことですが、この人より上はいない。ここが天井であってほしいと思いました。マジで。
何よりも平木さんが些細なことに気がついてくれて否定もしないし大したことなくても褒めてくれるからのびのびと仕事に取り組めました。

まあとにかく、誰が何を言おうと、たとえそれが一般的な解でなくて現行のルールからは逸れることでも信念を持って自分が正しいと思うことを成すべきなのだと熱を持って話す、そんな素敵な大人を目の当たりにしたからこそ改めてその強さを大切にしたいと思えました。

最後に

こんな得体の知れない関西のただの学生を拾ってくれたのは紛れもなくインキュベイトファンドさん、そして弊学の先生方が真摯に交渉してくださったことと、朝比奈さん平木さんをはじめとする青山社中の皆さんの心の広さに尽きると思います。こんな機会をいただけたこと、そして引き続きお仕事を任せていただけることに感謝しながら、より一層精進したいと思います。

今月は仕事しつつも、のんびり過ごしたいな。

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