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自由の中で、生き方を問う

朝方、霧に包まれていた山々だったが今はすっかりいつもの姿に戻っている。霧は晴れたがなお、雲は低い。常夏の国、常晴れの場所だと思っていたがそうでもないらしい。

先ほどまで、水辺の木々にはサルの一団がやってきていた。

近くの木ではハチドリがいつものように黄色い花をつつく。

マッチ箱ほどの大きさのハチドリはいつもせわしなく動き回っている。三次元空間を縦横無尽に動くことができるが、その動きゆえに栄養を摂取し続けなければならないらしい。

飛び続けるために羽ばたき続ける。そこにかつての自分の姿を重ねた。

今は少しは、羽を休めることができるようになったはずだが、「飛び続けないと」という習性も残っている。

心の中には少しのざわめきがある。

誰かの人生に干渉していないか。
生きる力を奪っていないか。
表現する力を奪っていないか。

このざわめきはおそらく自分の美意識に関連するものだろう。

自分にとって美しいと感じる在り方や人との距離感がある。

それを守れているか。

人との関係を抜きにして、自分自身が美しいと思う生き方をしているか。

最近つくづく、「美しさ」は人に対して表現するものではないのだと感じている。

日々、誰も見ていないところでどんな風に自分と世界に向き合うか。

たとえばそれは一日の初めに掃除をするということ。
目の前のものを美味しく朗らかにいただいていること。

そんな暮らしの一コマとして対話の時間があり、学びの時間がある。

自分は自分が日々なすべきことに取り組み、そんな自分で人と向き合う。

健やかにしなやかに真摯に。

今日という日をどう生きるかを誰にも干渉されなくなった今だからこそ、自分自身の生き方が問われているのではないかと、そんなことを思う。2022.2.17 Thu 8:25 Nicaragua Laguna de Apoyo

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【こちらは2022年6月よりawai Lagunaの活動へ移行します】 リフレクションジャーナルを綴ることにご関心がある方はawai Lagunaにご参加ください。 https://laguna.awai.space/about

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