見出し画像

【QueenのDNA】レディー・ガガ✕エルトン・ジョン【フレディの戦友】~奇跡のコラボ~「Sine From Above」和訳

はじめに

私は「クイーンの曲で英語を学ぼう」というスタンスでnoteを書いています。


なぜレディーガガさんがクイーン?と思うかもしれませんが、非常に関係があると思っています。


私には、彼女の代表曲やヒット曲にフレディが視えるのです。

違うかもしれませんが、多分こっそり少しは入っていると思います。

(というか私には今起こっていること、なんにでもフレディと結びつけられると思っています。多分病気です。10年前はそれがガガ様でした。つまりインフルエンサーです。)

10年前、ガガ様に熱狂していたとき、わからなかった歌詞の謎が、フレディを通してわかるようになってきたのです。


また、彼女はクイーンを敬愛しており、ブライアン・メイさんからも「クイーン+(プラス)」として迎えてもいいと言われているようです。みみの大好きな「You and I」(2010)でコラボもしています。


エルトン・ジョンさんも、フレディの親友の一人です。年もかなり近いです。


最近2019年に「ロケットマン」という彼の自伝的映画が出ましたね。


もう70代なのにこんなにかっこいい歌声なので、とても痺れました。


映画「ボラプ(ボヘミアン・ラプソディ)」(2018)のティム・スタッフェルさんの「ドゥーイング・オールライト」のように、歌声は衰えないものかと感動します。ブライアン氏とロジャー氏の演奏もですね。


この曲はそんなフレディにゆかりのある二人のコラボ作品。


この曲は、レディー・ガガさんがエルトン・ジョンさんとコラボした楽曲"Sine From Above"(サイン・フロム・アバブ)という曲です。収録アルバムはガガさん最新の「クロマティカ "Chromatica"」(2020)。

クロマティックchromaticとは、

1.色彩の
2.(遺伝子用語で)染色体の
3.(音楽用語で)半音階の

という意味です。

アルバムジャケットは、半音階のような波形にガガ様が挟まれている写真なので、音階も示しているとともに、遺伝子DNAが受け継がれていること、また、髪色をピンクにして、またカラフルなガガ様が戻ったことなども示すと思います。


この曲を聴くと二人の共通項であるフレディを思わせて涙してしまいます。


では、意訳とのちに、妄想訳を発表します。


意訳

"Sine From Above"
Sung by Ladu Gaga & Elton John

ソングライター: Axel Christofer Hedfors / Benjamin Rice / Elton John (エルトン)/ Johannes Per Erik Klahr / Matthew Burns / Michael Tucker / Rami Yacoub / Richard Michael Paul Zastenker / Ryan B. Tedder / Salem Lars Al Fakir / Sebastian Carmine Ingrosso / Stefani Joanne Angelina Germanotta(ガガ) / Vincent Fred Pontere


When I was young, I prayed for lightning
My mother said it would come and find me
I found myself without a prayer
I lost my love and no one cared
When I was young, I prayed for lightning

[レディーガガ]
若い頃、カミナリ⚡を祈っていました
ママは、カミナリ⚡のほうから来て私を見つけるだろうと言った
あるとき、私はもう祈っていない自分に気づきました
私は愛を失い、誰も気にかけませんでした
若い頃、カミナリを祈っていました

Yeah, I looked with my face up to the sky
But I saw nothing there, no, no, nothing there
Yeah, I stared while my eyes filled up with tears
But there was nothing there, no, no, nothing

[レディー・ガガ]
ええ、私は顔を上に向けて空を見ました
しかし、私はそこには何も見えませんでした、ノー、ノー、そこには何もありません
ええ、目が涙でいっぱいになるまで私は見つめていました
しかし、そこには何もありませんでした

[Chorus: Lady Gaga]
I heard one sine from above (Oh)
I heard one sine from above (Oh)
Then the signal split in two
The sound created stars like me and you
Before there was love, there was silence
I heard one sine
And it healed my heart, heard a sine

[レディー・ガガ]
天から1つのサインが聞こえました(ああ)
天から1つのサインが聞こえました(ああ)
そして、そのシグナルは2つに分割され
その音が、私やあなたのような星を生み出しました
愛が存在する前には、沈黙がありました
私は1つのサインを聞いた
そしてそれは私の心を癒した、サインを聞いたことで

Healed my heart, heard a sine
Healed my heart, heard a sine

[レディーガガ]
私の心を癒すサインを聞いた
私の心を癒すサインを聞いた

When I was young, I felt immortal
And not a day went by without a struggle
I lived my days just for the nights
I lost myself under the lights
When I was young, I felt immortal

[エルトン]
若い頃、不死身みたいに感じてた
そして、イザコザなしに過ぎ去った日はなかった
[エルトンとガガ]
私は夜だけのために生きていました
舞台照明の中、自分を失った
[エルトン]
若い頃、不死身みたいに感じてた

Yeah, I looked with my face up to the sky
But I saw nothing there, no, no, nothing there
Yeah, I stared while my eyes filled up with tears
But there was nothing there, no, no nothing

[エルトンとガガ]
ええ、私は顔を上に向けて空を見ました
しかし、私はそこには何も見えませんでした、ノー、ノー、そこには何もありません
ええ、目が涙でいっぱいになるまで、私は見つめていました
しかし、そこには何もありませんでした

I heard one sine from above (Oh)
I heard one sine from above (Oh)
Then the signal split in two
The sound created stars like me and you
Before there was love, there was silence
I heard one sine
And it healed my heart, heard a sine

[エルトンとガガ]
天から1つのサインが聞こえました(ああ)
天から1つのサインが聞こえました(ああ)
そして、そのシグナルは2つに分割され
その音が、私やあなたのような星を生み出しました
愛が存在する前には、沈黙がありました
私は1つのサインを聞いた
そしてそれは私の心を癒した、サインを聞いたことで

Healed my heart, heard a sine
Healed my heart, heard a sine

Then the signal split in two
The sound created stars like me and you
Before there was love, there was silence
I heard one sine
And it healed my heart, heard a sine

繰り返し


では、妄想訳です。

妄想訳

天からのサイン

When I was young, I prayed for lightning
My mother said it would come and find me
I found myself without a prayer
I lost my love and no one cared
When I was young, I prayed for lightning

[詩1:レディーガガ]
「若い頃、稲妻の出現を祈っていました。」

(稲妻lightining:ライトニングの出現とは、有名fameになること。衝撃的なデビュー。デビッド・ボウイのことという分析もありましたが、私は当然フレディのボラプやフラッシュなどを想起します。)

「ママは、そっちのほうから来て私を見つけるだろうと言った。」

(つまり、待ってればそのうちそうなるわよ、というような意味かと。)

(ガガ様の代表曲「ボーン・ディス・ウェイ」は、"My mama told me when I was young"がイントロの後から始まります。それはボラプの「Mama」を思わせます。)

そのうち私は祈らないでいる自分自身を見つけました

(人のせいにするわけじゃないけど、そのうち願うのをやめている自分に気が付いたの。)

私は愛を失い、誰も気にしませんでした

(信じる気持ちを失うと、愛も失っていった。そして誰もそんな私をきにかけなかった)

若い頃、稲妻を祈っていました


Yeah, I looked with my face up to the sky
But I saw nothing there, no, no, nothing there
Yeah, I stared while my eyes filled up with tears
But there was nothing there, no, no, nothing

[プレコーラス:レディー・ガガ]
ええ、私は顔を上に向けて空を見ました

(曲の「ボラプ」にも、天の声で"Open your eyes, look up to the skies and see"とありました。)

しかし、私はそこに何も見ませんでした、いや、いや、そこには何もありません

(稲妻をもう一回見ようと思っても、やはりなかった。)

(ボラプ「nothing really matters」や「no」の連呼もキーフレーズ)

ええ、目が涙でいっぱいになっている間、私は見つめていました
しかし、そこには何もありませんでした


I heard one sine from above (Oh)
I heard one sine from above (Oh)
Then the signal split in two
The sound created stars like me and you
Before there was love, there was silence
I heard one sine
And it healed my heart, heard a sine

[コーラス:レディー・ガガ]
天から1つのサインが聞こえました(ああ)

(いくら涙を浮かべても目には見えなかったが、が聞こえた)

(ここでいうサインは、三角関数のsineですが、sign兆候、お告げのことだと思います。そしてそれは視覚でなく、聴覚に現れる。)

次に、その信号が2つに分割されます

(クイーンとデビッド・ボウイのコラボ曲「Under Pressure」では、プレッシャーが"splits family in two"という詩があります。)

その音は私やあなたのような星を生み出しました

(starスーパースターとは、フレディがなりたかったもの。デビッド・ボウイもジギー・スター・ダストだし、エルトンもロケットマン。ガガもアルバム「アート・ポップ」などで宇宙的な雰囲気を出していました。若い時は、レディー・スターライトと一緒に下積み時代を送ってスターになるのを目指していた)

愛がある前に、沈黙がありました

(音と言いながら、音はないと言います。)

私は1つのサインを聞いた

そしてそれは私の心を癒した、サインを聞くことで

(音なき音が自分を癒し、道を進み、スターになることができた)

healed my heart, heard a sine

は、頭文字がhで一致しており、端的で、フレディっぽい言い回しです。

ハートheartとハードheardは、母音は多少違いますが、似ていますね。


When I was young, I felt immortal
And not a day went by without a struggle
I lived my days just for the nights
I lost myself under the lights
When I was young, I felt immortal

[詩2:エルトンジョンと両方]
若い頃、不死身のように感じていました

(エルトン登場。声がかっこいい。)

そして、苦労せずに過ぎ去った日はありません

(1969年に22歳くらいでデビューし、すぐに作詞家とタッグを組んでアルバムを年に何枚もだし、アメリカで何度も1位になりました。)

私は夜だけのために私の日を生きました

(エルトンとガガと声のシンクロ。ライブだけにすべてを捧げた日々。クイーンなどにもかぶる。)

私は舞台照明の下で自分を失った

under the lights

は、舞台照明としました。夜の人工的な明かりです。

(人気になる一方、忙しさでおかしくなっていく。二人のキャリアは時を超えて同じということ。)

若い頃、不死身だと感じていました

(一方で若くして亡くなる同胞も。フレディやレノン、ジミヘンなど。ガガの時代だとエイミー・ワインハウスやアビーチーなど。影響力がある一方、行き過ぎて亡くなる人もいた。シーアなどの「シャンデリア」もそんな感じ。)


Yeah, I looked with my face up to the sky
But I saw nothing there, no, no, nothing there
Yeah, I stared while my eyes filled up with tears
But there was nothing there, no, no, nothing

このサビ前も、ガガとエルトンの声のシンクロ。

目に涙をためて空を見上げて見つめても、祈っても、報われる瞬間が一向に現れない。

目で見ようとしても、見えない。

I heard one sine from above (Oh)
I heard one sine from above (Oh)
Then the signal split in two
The sound created stars like me and you
Before there was love, there was silence
I heard one sine
And it healed my heart, heard a sine

サビも2人のシンクロ。

天から音が聞こえた。

そして、エルトンやガガを時を超えてスターにした。

愛の使者である私達、でも音の前には静寂があった。

つまり、音楽を届ける前には、光のない時代があったということ?


そして私達を癒す音が聞こえた。


このサビは気が付くと、頭文字Sから始まる単語が異様に多いです。

Signal split、Sound、Stars、Silence、Sine

タイトルにもある「one sine」は韻を踏んでいます。(「ン(ヌ)」でおわる。次のfromも近い。)


そして繰り返し。

「私の心をいやす、そのサインを聴いたことで。」


まとめです。


まとめ

これは、音楽で人の心をいやすという命題を持った二人が、かつて音によって救われ、自分たちも提供する側になっていると示した曲だと思います。

目に見えるものを追い求めて、報われなかった自分たちを救ったのはやはり音だったということ。

特に「音楽」のことだと思います。

さらに言うと、音楽家たちのことだと思います。

「天から」とは、亡くなった音楽家や、死んでなくても、幼い頃やまだブレイク前の自分にとって天のような存在のスターだと思います。

または、なんの気負いもなく、降りてきた音だと思います。

人でなく、雷の音のような、自然の美しい音かもしれません。


視覚に振り回されがちな私たちにとって、聴覚とは、また違う次元、理屈の感覚です。


時を超えて、尊敬しあう二人の、音の世界で生きることのミッションを分かち合い、喜びも分かち合う曲だと思います。


以上が妄想訳です。


まとめのまとめ

この曲は、音楽家たちの生きざまを見せてくれるような気がします。


2人の声のシンクロ(シンクロニシティ:同調)というのが一つのポイントです。

音楽的天才たちが同じ時代を生きて、苦しい時代を分かち合う。

喜びも。


自分を信じるしかない道を生きる者の、背中を押すメッセージだと思います。


それにしても、エルトン、カッコいい。

サウンドも。

ぜひ聞いてみてください。


Lady Gaga, Elton John - Sine From Above (Audio)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?