フレディの言葉遊び〜メンバーの名前編〜

以前バイシクル・レースの和訳でお話ししたのですが、

フレディが作詞クレジットになっている曲で、クイーンのメンバーの名前が歌詞に入れる話などをしました。

該当記事はこちら⤵️


これを新たに記事にしておきます。

追加も入れます。


フレディの作詞クレジットの曲、「バイシクル・レース」。

歌詞には、詩の2番に、

ユー、セイ、ジョン ー アィ、セィ、ウェイン(John Wayne)

のフレーズがあります。

レディー・ガガさんの5作目のアルバム「ジョアン」にも「ジョン・ウェイン」という曲があります。アルバムの中でこれだけカントリー調ではなく、M Vもぶっ飛んでます。

このジョン・ウェインについての妄想です。


※※※以下、引用。


また、ここでメンバー、「ジョン(・ディーコンさん)」の名が出ていると思います。

※これもちょっと分析から外れます。

フレディはよく歌詞にメンバーの名前を入れている気がします。


デビュー・アルバムでマイ・フェアリー・キングのセリフから、マーキュリーに改名すると言い出し、そうしてしまった。昔からうたっていたライアー(当時は「ラヴァー」)も、いつ作詞したか「水星」の単語が。愛という名の欲望で、Ready Freddie?(準備はいい?という意味の掛け声)と掛け声のセリフに名をいれたり。


デビューアルバム、グレートキングラットの、最初の詩、

偉大な王ラットは今日5/21に死んだ。
44回目の誕生日だった。

は、

born on the 21st of Mayで終わるので、メイ氏の名が入っていると思う。

助動詞mayならいっぱい入るが、最後に持ってくるので5月にしたのでは。

today, may, birthday(トゥデイ、メィ、ブーθデイ:誕生日)と韻を踏みます。

この詩は、延命の末45歳で亡くなったフレディに近いものがある。

偉大なラット王はdirtyなold manだったという。フレディも、自分を美しいという一方、偉大なpretenderといったり。年取るくらいなら死んだほうがましとか。悪のリロイ(レロイ)・ブラウンをたたえたり。フレディの思う未来の(あるいは真の)フレディ観かもしれない。まだ20代にして。

21日にしたのは21世紀という意味なのか、彼は21世紀まで生きられなかった。



そして2nd アルバムで「フェリーフェラー」で、テイラーの名が。

本来、マザーグースなどで

Tinker, tailor, soldier, sailor(ティンカー、テイラー、ソルジャー、セーラー:鋳掛け屋、仕立て屋、兵士に、水兵)

と続くところを、

Soldier, sailor, tinker, tailor, (Ploghboy…)

としている。

仕立て屋テイラー(tailor)は同音異語のTaylor、ロジャーさんの姓に聞こえる。ここだけ音がちょっと高くなるのもそうかも。

tinkerには何でも屋、ジプシー、わんぱく小僧などの意味もあり、後ろの単語にくっついているのでしょうか?ティンカー・ベルにも通じているのかもしれません。



因みにキラー・クイーンでのマリー・アントワネットはMary?Marie Antoinetteのセリフでかなり眉根を寄せる。

まるで断頭台の露と消える彼女を暗示しているかのよう。楽しげな雰囲気の曲なのに実は裏の意味がありそう。これも政治色もある大人の曲。子供でも楽しめる。

マリーの発音が早すぎてよくわからないが、そうだとするとちょっと不吉なので違うかもしれない。



そしてついにジョン(・ディーコンさん)の名が。

私は興奮した。

テイラーやメイと違ってファンタジーとしても詩に入れにくそうと思った。

フェリーフェラーには御者のウィルは出てくるが。フェリーフェラーは単語がfから始まってたりwやPから始まってたり縛りがあるからjは使えなかったのかも。

もしかしたらもっと前にジョン(もしくはディーコン)が使わていたが気づいてないだけかも。そもそもこの仮説は違うかも。

とにかく興奮しました。



しかし、最近Jazzの歌詞カードをみつめていると、関わる色々な人たちの名前の中に、最後に「John Harris」に捧ぐ、と書かれていた。

調べると、Johnathan Harrisという人物で、ロジャーさんの「I’m In Love With My Car」にもジョナサン・ハリスに捧ぐとなっている。

彼は5人目のクイーンといわれる人物で、ジョン・ディーコンさんの加わる前から、むしろフレディの加わる前からSmileのローディーで、クイーンの基礎を作り、クイーンを支えた人物だったようです。デビュー・アルバムの後ろの写真たちの中にも映っています。

クイーンはたくさんの人々に支えられていたことがよくわかる。そして、クイーンはスタッフを大切にしていた。当たり前だが、私たちの聴いているクイーンは4人だけのものではない。

ジョンはこのジョンかも。しかしジョンはいすぎてよくわからない。

ライバルであり親友のエルトンや、彼のマネージャーで「オペラ座の夜」の成功のカギともなったリード氏(映画にも出ましたね)、他にもジョンだらけ。

しかし、私の中では4人全員の名が入って、すっきり安心しました。


※※※以上が引用です。


いまだにその前にジョンが見つけられないので、これが最初でしょうか。

このアルバムでは、ほかにジェリー・スティッケルさんという、アメリカ人の、ライブの日程とか取り仕切る人の名前や、EMI、エレクトラという、イギリスとアメリカのレコード会社の名前も入ります。(レット・ミー・エンターテイン・ユー)


次のアルバム「ゲーム」では、ブライアンが「ドラゴン・アタック」で「マック」の名を入れています。

因みにこの曲はディーキー氏の「バイツァ・ダスト」のb面なので、残りのペア(主にボラプを頑張って共作したブライアン)が印税関係でボラプの仕返しができた瞬間です。ディーキーさんの頭脳プレーかも。


戻ると、マック氏(Mack)は「ゲーム」のプロデューサーのマック・レイノルド(ラインホルト)というスイス人です。映画ボラプにもミュンヘンのフレディ・ソロ・アルバムのシーンに現れるそうな。

とてもイケメンのプロデューサーですよね。

ライブ・エイドのあとの「ワン・ビジョン」のMVやドキュメンタリーやメイキングのビデオにも現れます。メイキングにはジム・ハットンさんもいます。このMVは大好きです。

ジムさんの目前で、マックにいちゃつくフレディが見れます。カメラのトリックです。

また、彼らのプロ意識が見られ、大変貴重です。フレディがどうやって歌を作るか、どう協力するか、ブライアンのピアノの巧さなど、見所いっぱい。


「リビング・オン・マイ・オウン」のMVにもジムさんがいるようです。ちなみにMVには女装のブライアンが開始数秒で現れ、最後にも逆再生して登場し、とても素敵です。本人は一生の不覚でしょうが、魔女の格好をして、隣はアニータさんでしょうか。アニータさんもグルかもしれない。とても貴重です。Queen公式のYouTube動画配信のクイーン・ザ・グレイテストの35回か、伝説のパーティでも現れます。

とにかく、マック氏は、世界を征したゲームや、次の大失敗と呼ばれるホット・スペース、同じくフレディのソロ・アルバム、復活のワークス、ワン・ビジョンのカインド・オブ・マジックなどまでを手掛けたようです。

その後は忙しくなり、ディビッド・リチャーズが引き継ぎます。


こうして伝統が引き継がれます。

もしかしたらまだまだあるかも。

見つけたら、また報告します。楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?