ポートレートの5箇条とか
坂下あわびです。
急に冷え込んできて一気に木々が色づいて、写真が楽しい季節になってまいりましたね。
これまではカメラの携帯性との戦いで日々持ち歩いてお外で花や風景、人などを撮っていましたがいよいよ歩くこととの戦いになってまいりました…寒くて外に出たくない病との戦い。
そんなこんなですが最近は毎日お花や風景、お出かけした際にスナップなどなど、そして約2週間に一度くらいのペースでポートレート撮影をさせて頂いております。
…ここで一服。コーヒーでも。
一度なにごとも勉強の精神で、よく市中で行われているモデルさんたちが集まって行われる撮影会にも参加して参りましたが、これは勉強になりますね!
同じ被写体さんを同じ環境下で撮影することにより、カメラマンさんそれぞれの作風の違いや感心すること、そして自分の身につけた「ここは負けてないな」という部分などなど…
自己満足で終わらせることなく、同じ環境下で撮影された被写体さんをSNS等で見比べられるというのはとてもとても大きなメリットだと思いました。
今週は3本のポートレート撮影と初めてのフォトセッションと言えばいいのでしょうか、若い20代のフォトグラファーの方と一緒にハーブ園へ撮影に出かける機会を設けて頂きまして、非常に充実した一週間になりそうです。
ということでタイトルの本題に参ります。
ポートレート撮影において僕はいくつかのルールを自分に課しております。
その① 呼吸
その② 光
その③ 色被りを見極める
その④ 横構図
その⑤ 自分の身なり
その① 呼吸
これに関しては単純にシャッターを切る際、ブレを軽減するために自然と行っていたのですが敢えて最近は息をしながら撮ることを意識しています。
肩の力を抜いてリラックスして撮った方が写真も柔らかくなるような感じがしておりまして。
もちろんポートレートは被写体さんと呼吸を合わせての作品作りだ…という意味合いもあります。
その② 光
これも基本に忠実に順光、逆光、サイド光、半逆光などは常に意識してワンカットに対して4つのアプローチをしております。
やはり逆光が映えるなぁと思うことが多いのですがやっぱりどうしてもワンパターンになるのを避けるために、被写体さんのポージングに対して4方向から可能な限り撮らせていただいております。
時間帯の要素も大切かもです、僕は正午と夕方あたりが撮りやすいです。
その③ 色被りを見極める
色被りはできるだけ避けるのがセオリーとなっているようですが、たとえば紅葉などのシーズンでしたら、被写体さんの顔に紅葉の赤が被った場合はそれも季節感を表現するのに重要なファクターだと思い、敢えて残す方向でさせていただくことが多いです。
もちろん緑の中で撮って顔が黄緑色などになっていればレタッチで直すこともありますが基本的に色被りは割と歓迎しております。
その④ 横構図
ポートレート界には暗黙(?)のルールがあるのか縦構図の写真がものすごく多いような気がしています。
おそらく基本は縦構図なんだと思います、被写体さんの全身が収まりやすくなりますし、余計な情報が画角的に入りにくい分、すっきりと主役を目立たせやすいとおもいます。SNSなどでは横よりも縦の方がタイムラインで目立ちやすいのもあるでしょう。
それに横構図の証明写真とかみたことないですしね。
でも僕は基本、横構図で撮ります。200枚撮れば縦は10枚くらい…??
人をあまりまだ撮り慣れていないだけかもしれませんが、横の方が余韻があるように思います。かわいく、かっこよくなら縦でしょうが横の方が落ち着きます。
もちろんケースバイケースですが好きに撮れるなら横構図です。
その⑤ 自分の身なり
これが一番重要視していることかもしれません。
疎かになりがちなのがカメラマンの身なりだと思っております。
撮影の効率を上げるために動きやすい服装を選びたいのですが、被写体さんはこの日のために精一杯のオシャレをして、その日のシチュエーションに合わせた洋服やメイクをして少しでもいい作品を残したいという思いで撮影に挑んでくださると思うのです。
そこで撮影側の人間が効率や動きやすさを重視して極端な話ですがジャージにスウェットなどでカメラ片手に現れたらやはり被写体さんのその日のモチベーションに影響すると思うのです。
なので出来る限り自分もオシャレをして意気込みを見ていただければなぁという思いで割ときちんとした服装を心がけています。
以上が僕が自分に課しているポートレートの5箇条であります。
皆様が私はこういうことを心がけているなどなども教えていただければ幸いです。
さぁ今週はなかなかタイトなスケジュール…頑張るぞ!!
今日の写真(11月某日)
サイド光に当たる位置から背景の木々で季節感、肩口への葉の影を用いて季節感を表現してみました。
まだまだこれからですね、沢山撮って引き出しを増やしていきたいと思っております。
坂下あわび
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