【子育て】遂に息子に言われた『妹が欲しいなぁ』
昨日、息子が不意に聞いてきた。
「もう、ママは赤ちゃん産まないの?」
え?
「どうして?」
「朝、一人で起きるの淋しいから妹がいたらなぁ〜と思って。」
そうなんだ、、、。
その言葉に、うぅっとなった。
遂に来たか。
今まで、兄妹が欲しいとか全く言ってこなかったから、一人っ子で満足だと思っていた。
「ママはもう赤ちゃん産まないよ。」
いや、正確には産めないだろう。
いや、もっと正確には育てる気力がないのだろう。
45歳で、妹が欲しいと言われるとかなり辛い。
これが35歳なら、多分考えている。
いや、何としても妹を産んだだろう。
息子はその言葉に、
ふ~ん、とだけ答えて、少し悲しそうな顔をした。
いや、悲しそうな顔に見えた。
「じゃあ、ネコちゃん居たらどう?淋しくない?」
そんな提案をして息子の気を紛らわす。
「そうだね。」
そう言って息子はニコッと笑った。
母親としては、息子が淋しくない様にしてあげたい。
周りのお友達は兄妹がいる子が殆どだ。
一人っ子は少ない。
いつか言われると思っていた言葉を言われて、少しばかり心が痛い。
モヤモヤの棘が抜けない。
息子はきっと良いお兄ちゃんになるに違いない。
優しくて面倒見が良くて、何でも教えて上げる素敵なお兄ちゃんになる。
それが分かっているだけに、心が痛む。
胸を張って、絶対に一人っ子の方が良いんだよ!とは言えない。
兄妹が多い方がプラスの面が大きいと思っているから。
そのプラスを与えてあげられないことに対する申し訳なさが、心の底に溜まっている。
何も言われなければ、そこまで考えなかったけれど、言われてしまったからには気になる。
もう少ししたら、ネコちゃんを飼おうかなぁ。
ちゃんとお世話出来るかなぁ?
私は一人っ子じゃないから、一人っ子の気持ちを分かってあげられない。
一人っ子だから、という理由で息子が淋しい思いをするのは嫌だなぁ。
兄妹を知らなければ、一人っ子万歳とは思えない。
幸と不幸は生タマゴのような物。
黄身が幸せ、白身が不幸。
でも、混ぜ合わせてしまえば幸せだけを取り出すことは出来ない。
どちらが欠けても成り立たない。
小林正観さんの書籍にそんな内容が記されていて、ほぉ~となった。
不幸の後には幸せがやってきて、幸せの後には不幸がやってくる。
表裏一体なのは分かっていたが、それを生タマゴに例えるとは、何とも感嘆してしまう。
生タマゴにしてしまえば、幸せだから良いとか、不幸だから悪いとか、そーゆう概念が無くなる。
人生は生タマゴだったのか。
幸せになりたいと思ってもがいていたが、不幸も幸せの一部、という事だ。
幸せを味わってしまえば、必ず不幸も味わう事になる。
幸せも時間が経てば、ただの日常。
ただの日常に感謝出来れば、不幸はきっと人生のスパイスになる。
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