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【健康】転んで寝たきりにならない為に40代〜の備え

歳を取ると、転んで大怪我をして最悪寝たきりになってしまう事もあります。

若い時は、まさか自分が転んで寝たきりになるなんて想像も出来ないでしょう。

しかし、45歳を過ぎたあたりから、どういう訳か、身体がそれまでとは同じように動かなくなっていることに気が付きます。

関節がギシギシなったり、覚えもないのに筋肉痛になっていたり、脚が重くて歩くのが遅くなったり、ドッコイショって言わないと立ち上がれなくなったり、背中が丸くなってきたり、走ったら膝が痛くなったり、、。

至る所に老化現象が現れます。

残念ながら、この現象を無くすことは出来ません。

更にもう10年も経てば、関節周りの筋肉が硬くなり、軟骨も擦り減り素早く身体を動かすことが難しくなってくるでしょう。(55歳)

更にもう10年経つと、背骨や骨盤を支えている筋肉が弱り、重い頭を支えきれず背中が丸くなってきます。足首の柔軟性もなくなり、踏ん張りがきかなくなります。(65歳)

更に10年経つと、重力に抵抗する筋力が衰えて、膝を真っ直ぐ伸ばして立つことが出来なくなり、重心が前に傾きバランスが取りにくくなってきます。歩くのに支えが欲しくなるでしょう。(75歳)

更に10年経つと、脚を引き上げる筋力が衰え、下腹部がポッコリしてきます。腰が曲って骨が変形してしまいます。背骨や骨盤周りの筋肉が動かなくなり、足首も硬くなるのでペタペタとしか歩けなくなってしまでしょう。(85歳)

多分、何も運動をしてこなかった女性は、上記の様な老化現象を辿っていきます。

気が付いた時には、腰が曲がってもとに戻らなくなっています。

一度変形してしまった骨は、どんなに筋力トレーニングをしてももとには戻りません。

だから、骨が変形する前の40代50代のうちにやっておいた方が良いことがあります。

身体作りは、投資と同じで複利効果を生み出す事が出来ます。

やり方次第で、すごい利益をもたらしてくれる、それが運動にも当てはまります。

何もやらないよりかは、スクワットでもラジオ体操でもやっておいた方が、確実に10年後の身体は違います。

しかし、複利効果を目指しているのであれば、身体の知識が必須となります。

投資でも知識が豊富な専門家がいるように、運動にも専門家がいます。

それは運動を教えてくれる人ではなく、あなたの身体を長く上手に使える様にしてくれる人です。

トレーニングマシンの使い方や、スクワット等の種目のやり方を教えて貰うだけでは、複利効果は得られません。

あなたの身体の動きの癖や、筋力バランス等を確認しながら種目を考え、最適なエクササイズを提供してくれる人が専門家です。


さて、ここからが本題です。

転んで寝たきりにならない為には、いつ、何をしておけば最適な備えになるでしょうか?

いつ?は早ければ早いほど良いです。
投資と同じで20代で始めた人は、身体を動かすことが習慣化されているので、無理なく運動を続ける事が出来ます。

では、何をすれば良いのでしょう?

どんなエクササイズも効果はあると思いますが、最も重要な要となる部位を動かす事で、20年後の身体は歴然と変わってきます。

太腿、お尻を鍛えるスクワット?

腹筋、背筋?

バランスをとるために必要な、お尻の横の中殿筋エクササイズ?

どれも大切で必要な事だと思います。

しかし、それだけでは足りないのです。

20年ほど女性の身体と向き合ってきて判明した、転んで寝たきりにならない為の最重要事項は、

足指の動きと足裏の感覚

です。

身体の中で唯一、地面と接地している足裏が、転ばないため、はたまた重力に負けない身体を作るには重要な働きを担っています。

足裏の接地面が左右均等でキレイな人は、膝や腰、股関節の不調にも悩まされずに過ごせます。

足首を捻挫や骨折したりすると、どうしても後々上部の関節に支障が出てきてしまいます。

シニアが転んで怪我をする場所は、家の中が最も多いです。

一番安全そうな自宅が安全な場所ではなくなってしまうのです。

転ぶにも色々あります。

滑って転ぶ、躓いて転ぶ、バランスを崩して転ぶ、引っ掛って転ぶ、等。

小さな子どもも足裏の筋力が発達していないので、よく転びますが大抵大怪我にはなりません。

身体がぷにぷにしていて弾力があるので、打ち身になるぐらいで済む事が多いです。

しかし、ぷにぷに感が皆無になったシニア世代が転ぶと、骨折したりして大怪我になってしまいます。

そのまま、筋力が衰えて歩けなくなり、寝たきりになる可能性もあります。

そうならないように、やるべき事は足指をグーパーする事。

指をグーパーすれば、足の裏の筋肉も動きます。

グーパー運動

足指と足裏の筋肉を思う通りに動かせて、鈍くても感覚があれば、踏ん張りがきくので躓いて転ぶ可能性を減らせます。

どんなに大腿の筋肉や体幹の筋肉を鍛えたとしても、地面と接地している足裏が機能していなかったら、元も子もないのです。

若い頃はどうしても見栄えの良い大きな筋肉を鍛えたくなりますが、歳を重ねていくと、アウター筋の活躍は減っていきます。

代わりに身体の深層で骨を支えている筋肉達の働きが、痛みのない身体を作るのに一役かってくれます。

目に見えないものこそ大切。

これは筋肉にも言えることかもしれません。

足の裏を触って、手のひらを触った時と同じ様な明確な感覚はありますか?

残念ながら、私にはありません。

なんだか薄い膜で覆われた様な、鈍い感覚しか感じません。

毎日ブツブツ青竹にのっているのに、こんな状態です。

この違いは動かしている頻度の差なのでしょうか。

それとも感覚受容器の問題なのでしょうか。

心臓や内臓の筋肉は自らの意思で動かすことが出来ない不随筋ですが、身体の筋肉は自らの意思で動かせる随意筋です。

それなのに、つかっていない筋肉は感覚が無くなり、自らの意思で動かす事が出来なくなってしまうのです。

そうして少しずつ筋肉は自ら動かすことが出来なくなり、ただの肉の塊と化していくのです。

では、最後にまとめです。

転んで寝たきりにならない為には、

🌟足指を動かして、足裏の感覚を維持すること

🌟出来るだけ多くの筋肉を動かして、自分の身体の動きを把握すること

この2つが最も重要な要素となります。

一人でも多くの健康寿命が伸びることを願って、今できる事を少しずつ。

身体が思うように動くうちは、健康について余り考えを巡らせません。

歳を取ってみないと、どんな不調が現れるのか本当の意味で理解は出来ません。

それでも、早くからメンテナンスを施すことで長く使いこなせる身体を手に入れる事が出来ると信じて。

拙い文章ですが、最後までお読みくださりありがとうございました。
















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