本日御用納め

年末年始、暦どおりのお休みで、お得感はありません。
仕事も、最後まで追われ、新年に多くを持ち越したままでした。
しかも、2日から丸一日、“自宅待機”という仕事が入っています。

きっと、あっという間の冬休みなのでしょう。気づいたら年越し、というように、気づいたら三が日も終わっているのだと思います。
毎年そう。休みの始まりの開放と、最終日の放心。
今年は野球コラムの課題があり、時間を有効に使わなければならないのですが、その自信がまったくありません。笑

ふと、思います。
野球選手は例年、納会ゴルフを球団選手会が主催し、その後、宴席を設けています。
テレビで特集される球団もあれば、昨年、東京ヤクルトスワローズは会員アプリの動画でその一コマを紹介されました。
一喜一憂する、自然体の選手たち。プライベートをのぞき見しているようで、楽しめます。

なにより、かわいい雄平!
一軍の指揮を執ることが決まった高津臣吾新監督と同じ組で回っていました。
高津監督と雄平は2年間、投手組の同僚として現役時代をともにしています。そして、選手と指導者の関係になって、6年の付き合いです。
ただ、高津監督が指導者としてヤクルトに帰ってきたときには、雄平は打者に転向していました。

2015年10月2日、優勝決定タイムリーを放った雄平と、一軍投手コーチだった高津臣吾が重なる瞬間。そんなとき、ヤクルトの歴史を感じ、そこにまたひとつ歴史を重ね、一つの球団を追い続けた人生の感慨に浸るのです。
長く生きていないと、味わえないものです。歳を取るのも悪くないと思う瞬間です。

親子ほどの年齢差はありませんが、高津監督が雄平をかわいいと思っている様子が、痛いほど伝わってきます。
「雄平痩せたな」「ガリガリ」
ムキムキの雄平を、いじる高津臣吾。雄平は、いつものかわいい笑顔で応えます。

そんな、互いの労を労うパーティーも、今年はないでしょう。コースに出れば、ナチュラルソーシャルディスタンスが取れるとはいえ、今は集まること自体が問題となります。そしてそれが、社会的影響力の強いプロ野球球団が行うことは、コロナにおびえる日々を過ごす日本では、注目を集めます。

選手のインスタグラムを見ていると、ファン感の後、短期間の自主トレを終え、皆故郷に帰っているようです。
仕方のないこととはいえ、無くなった納会ゴルフが、異例なことだらけだった2020年という年を象徴しているように思えます。

本日御用納めだった人も、仕事が続く人も、正月などない人も。

今年は、疲れ切りましたね。ほんとうにほんとうに、お疲れ様でした。

明日、半年ぶりの美容院に行ってきます。

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