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ジェームスという名の希望

札幌ドーム第1号は、ジェームスだった。

野村佑希。高卒3年目。アメリカ生まれの彼は二重国籍で、「James」というミドルネームを持つ。ハムファンは皆「ジェームス」と呼んでいる。
鎌ケ谷ファイターズでは、1年目からサードでレギュラーを張っていた。
2年目の昨季、開幕スタメンを勝ち取ったが、守備で右手小指を骨折し、離脱してしまう。

持ち味の長打で実績を重ねていたところでの、しかも怪我による離脱。指という繊細な箇所の骨折に、坂口智隆の苦悩の姿が重なる。
ジェームスは、戻って来られるのか。いや、まだ若いから大丈夫。でも、指か。ひやひやしていた私が見たのは、11月6日の京セラドーム。ファイターズ最終戦で4打数3安打を放つ、野村佑希だった。

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2年連続5位に終わった、ファイターズ。そんな中、レギュラーを勝ち取るべくフルスイングをし、骨折から復活した野村佑希という二十歳の青年は、ファイターズの希望であることに間違いない。

今日も、美しいスイングだった。

R3.3.6 sat.
F 2-7 G オープン戦
札幌ドーム

うさほーだったが、途中出場の廣岡は、ジャストルッキングとファーストゴロ。エラー0だっただけ、良しとすべきか。いや、あんたはバッティング「も」買われているのよ。明日も出してください監督。使い続けてなんぼの子なんです。

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