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田代将太郎の声を聞きたかった

今日一日で、4本。1月中のイベント中止が決まった。土日は予定で埋まっていた。異常事態だが、それが緊急事態ということなのだと自覚する。

1月17日 2021ルーキー鎌スタ☆お披露目会

北海道日本ハムファイターズの新入団選手をお出迎えする、歓迎式典と交流会。例年の室内練習場からグラウンドに舞台を移して行われる予定だった。これならディスタンスを取れる。「もしかしたら中止かも」という不安を払拭する新たな発想に、コロナ禍における“アイスブレイク能”が求められた1年だったと、そう感じた。

中止ありきで考えるのではなく、「どうしたら開催できるか」で考える。そうしてファンのためにこぎつけた、ニューノーマルのお披露目会だったのだ。感謝しかない。
だからこそ、こんな状況になってしまって、本当に残念だ。

1月23日 つば九郎デビュー28年目突入特別公演~かいまくまで、も~まてない、うっしっし~

昨年初めて、つばドラwithマーくんのディナーショーに当選した。プレミアチケットを入手し、春から縁起が良かった。
東京ヤクルトスワローズ「ぐっずうりあげだい1い」のつば九郎。球場ではたくさんの「TSUBAKUROU 2896」ユニフォームを見かける。
キュートで腹黒な“畜ペン”(畜生ペンギン)が織りなすフリップ芸で、神宮はいつでも明るく笑顔だ。

「延期」となったチケットは、振替公演で有効となるそうだ。払い戻しも可能だが、未来に一縷の望みを託し、このまま持っていようと思う。

1月16日 上田剛史
1月17日 田代将太郎
×米野智人 スペシャルトークライブ

私は直接、この二人から今の気持ちを聞きたかった。
だから、16日は国会図書館、17日は鎌スタルーキーお披露目会との連続ダブルヘッダーという強行日程でも、池袋まで駆けつけようとしたのだ。

自由契約後、二人ともYouTubeチャンネルで配信を開始している“ユーチューバー”だが、これが本職でもないようだ。
上田剛史はそこで引退の決意を吐露しているが、田代将太郎のYouTube部屋は、ゲーム配信が主だ。インスタライブではコメントを拾いながらファンと交流を図っているが、今後の去就に関する発言はない。

田代将太郎は、引退宣言をしていないのだ。

12月7日、田代将太郎はNPB12球団合同トライアウトを受けている。前日はヤクルトのファン感謝DAYだった。同じ場所なのに、ガラッと空気の変わった神宮を、私は神宮ビューのガラス越しに撮影した。

自由契約を通達された11月11日から、トレーニングを積んできたという田代将太郎。毎日のようにインスタライブとYouTubeライブをしていた田代将太郎からは、そんな素振りは伺えなかった。飄々と、秘密裏に事を進めていた。

トークライブで、どうしても田代将太郎の生の声を聞きたかった。二回目の自由契約のとき何を思ったか。西武時代の思い出は?ヤクルトと西武の違いは?どうしてオールドスタイルだったのか。野球のない生活はどうか。これからどう野球と関わるのか。してみたいことはあるか。

野球のことが好きか。

SNSのアイコンは、野球の自画像からゲーマーのイラストに変わっている。
このイベントもまた、「延期」だ。いつか、また。会いたい。
そして、田代将太郎の声と言葉で、ファンにメッセージを。

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