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多様な経験

成功する人が経験してきたもの

こんな研究があるそうです。
子供のときから何かを専門的に鍛錬してきた人と
いろんな経験をしてから専門にした人
どちらが最終的に成功するのかというもの

例えば、幼少期からゴルフの英才教育を受けてきた人と、
野球やサッカーを経てからゴルフに転向した人
どっちが成功するのか。

結論から言うと、いろんな経験を経てから専門にした人の方が、圧倒的に成功する人が多かったようです。
ジュニア選手として成功した人が、必ずしもシニアで成功できるわけではないという結果です。
意外ですね。

多様な経験が成功を生む理由

この結果がでた背景にはこんなものがあるそうです。

①挫折防止
同じ運動、同じ体の部位を使い続けていることで怪我をしやすいという不具合があるそうです。
また、同じことを繰り返すことによる伸び悩み、燃え尽き、飽きなど、挫折しやすい要因が増えることがあるそう。

②才能の見極め
何かを始めたとき、それが自分に合っているかどうかはなかなか分かりません。
様々な経験があれば、自分の才能がどうであるのか、見極めがつきやすくなるそうです。

③対応力が身につく
スポーツでも勉強でも、一見全く違うような経験が役立つことがあります。
伸び悩みの原因は見えないところにあるかもしれないので、様々な経験からその原因を克服する対応力が身につくそうです。
スティーブ・ジョブスも言ってましたが、今まで培ってきた経験が点と点を繋いで線になるように、大きな成功への糸口になるかもしれません。

自分の経験

自分自身、人生でやってきたスポーツの成績は散々でした。
水泳では年下の女の子に負ける
野球ではベンチ入りすらできず
体育のサッカーではお荷物
バスケも下手くそ
テニスは中途半端
長距離走では本業に大差をつけられる
ゴルフもスコア頭打ち
少林寺拳法は競技人口が少ないので参加即入賞(笑)

いろいろやる割に運動センスなし人間です。

大学時代は彼女を作るのに苦労したので、登山のコミュニティに参加したりしてました。
そのコミュニティに女子はいませんでしたが。

勉強も然り。
今まで大した成績は収めておりません。

なぜか生きやすい人生に

自分がスポーツや勉強で活躍できないのは生まれてからずっとなので自覚しています。
でも生きていく上で

「あ、これ進研ゼミでやったやつや」

的な感じで、初めてやるけど初めてではない感じを覚えることが増えてきました。
おかげで何かととっつきが良かったり、ちょっとやそっとのことじゃ動じなくなったり、いろんな人といろんな話題で話せるようになったり。

下手なりですが、いろんなスポーツや勉強を物心ついたときからアラフォーになった今までずーーーーーっとチャレンジしてきたことで、人生がずいぶん楽になった気がします。

おそらく、前述した「対応力」がとっても身についたのかもしれません。

一個一個は誇れるものがありませんが、スポーツや勉強をトライした数で言ったら人よりちょっと多いかもしれません。
そこから得たものって技術や知識だけじゃなくて、大局的見地であったり、人との付き合い方とか世の中の仕組みとか、そういうものだったと思います。

親になった今

一昔前は「勉強して良い大学を出て良い会社に務めれば一生安泰」なんて言われてました。
実際、社会人になってみて感じることって全然違いますよね。
コミュニケーション力であったり、場を和ませる力だったり、人間力がとっても大事だと感じています。

代わりに私が言えることは「いろんなことに挑戦し、いろんな挫折を経験していれば、いつか人生が楽になる」ということです。

同じことをしているって楽なんです。
コンフォートゾーンなんて言葉がありますが、ここにいる間の成長は頭打ちです。

コンフォートゾーン

代わりに新しいことにどんどん挑戦して、自らを「怖れの領域」に置くこと
これが成長への近道だと思います。
そこから学べる大事なことって、技術や知識よりも人間力なんじゃないでしょうか。

親になった今、この考えをもとに子どもに球技や水泳、格闘技を教えています。
習い事としてコーチ任せにするのもいいですが、子供と一緒にやるのはとても大事な時間です。

その中で私が子供達に伝えたいこと。それは

新しいことを探してみる
あれこれ考える前にとりあえずやってみる
一番にならなくてもいい
やめたくなったらやめればいい

その中から学べることがきっとあると思ってます。

Aviator.