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はいPCRを受けます、と言いました。

3年ぶりの再開、3年ぶりの再会、とこの春からは止まっていたいろんなことが動き出したもので、正直このままいけるのかなと思っていたんです。

けれどもこれまで来島制限などの水際対策で感染を食い止めていたシマ島で、ここ半月のうちにすさまじい勢いで陽性者が続出して、一気に緊縮ムードへ反転しました。

来島者は止められない。となると矛先となるのは、人が集まるイベントです。1年でいちばん人が集まる夏祭りや奇祭の、中止のニュースが次々と飛び込んできます。

しかたがないよね、と割り切るには長すぎる自粛期間です。3年もやらなければ、歴史も伝統も途切れます。中学校や高校にいたっては、3年たてば生徒も先生も入れ替わってしまい、現場がわかる人が誰もいなくなって大惨事らしい。知らないうちにいなくなっている島民も多く、3年のブランクは想像以上の断絶を生んでいます。

アルバイトに行っている職場で毎年8月に夏祭りを開催しているのですが、この流れだと中止なのかなあ、と思っていたら今日バイト中に

「祭り、やりますから」

と言われました。

規模を大きく縮小し、スタッフだけで現場を回す予定だという。いつもはお手伝いを頼む人たちは、「参加するにはPCR検査が必須」といった途端に消えてしまったらしい。

本土の人は、PCRを受けるのはもう普通ですか? シマ島では検査を受けること自体がないですし、陽性者になったときの噂の回り方はすごいです。わたし自身も、まだ一度も受けたことがありません。

それでも祭りをやるというのです。熱。熱意しかない。
さて、どうなりますやら。


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