ポケモンSV シーズン1シングルマスボ到達

剣盾ではTwitterに連投してたんですがこっちの方が何かと都合が良い上に他人様に迷惑もかけなそうなのでSVはこっちに書いていこうかと思います。

マスボで上位を狙えるほどの実力がないので世間一般で言うところの構築記事と呼べるほど立派なものではなく、あくまで自分のための備忘録。

1.結果

新しいものに手を出したい欲とメジャー級は使いたくないマイオナ精神の折衷案がちょうど嵌まる位置にいた(気がする)イッカネズミをエースに据えたパーティ。
結果は見ての通り。
ここまで沼った原因は僕個人の問題だけど、俯瞰して見ても現環境で活躍させるのが難しいポケモンではあると思う。

2.ポケモン詳細

イッカネズミ

  • わざ:ネズミざん、かみつく、みがわり、おかたづけ

  • とくせい:テクニシャン

  • ステ:ようきAS

  • テラス:フェアリー

  • もちもの:こうかくレンズ

テクニ+ネズミざんをS111で押し付ける速攻超火力アタッカー。

生半可な受けを許さない超火力。連続攻撃なので襷も貫通。
という魅力に惹かれてエースとして採用したんですが、実際には現環境におけるノーマルはTier上位勢に対してかなり通りが悪く、特にサーフゴーにほぼ勝てないのがつらかった。こちらの最高打点である噛み付くも確3止まり。

max10回命中させて最高火力を出すために持ち物が実質的に広角レンズ固定なので立ち回りに幅がない。
その上でたまーに3回か4回で外して攻撃が終わったりもする。
広角レンズを着けた状態で10回命中する確率が約90%だそうなので稀なケースではあるけど、紙耐久なのでその瞬間にほぼ敗北が確定します。
リターンの大きさに比べたらローリスクではあるので仕方なくはあるんだけど。

当初は素直にノーマルテラスでネズミざん強化していたんですが、そもそも火力上げても通らないものは通らないと判断して上から殴ってくるガッサやドラパ相手にワンチャンスを作れるフェアリーに変更しました。
ただ結局のところ素直に他を使った方が早かったので、活躍したかというとうーん。

アタッカーとしても他特性を生かしたサポーターとしても、ダブルの方が輝くような気がする。シングルでまた使うかはちょっとあやしい。

スピンロトム

  • わざ:ボルトチェンジ、エアスラッシュ、テラバースト、トリック

  • とくせい:ふゆう

  • ステ:ひかえめHC

  • テラス:じめん

  • もちもの:こだわりスカーフ

テラスタルおよびテラバーストという新仕様をこのパーティで最も活用しているポケモン。

岩を誘うタイプと地面テラスの噛み合いが良く、特に先発として一定数見かけるキラフロルを一方的且つ毒化粧を発動させずに狩って数的有利を作れる点が強力。スカーフキラフロルは運良く遭遇しなかった。
他にもスカトリで受け破綻を狙ったり、エアスラでマスカーニャ、ボルチェンでヘイラッシャを狩ったり。

最も頭の良い使い方ができたポケモンという頭の悪い感想。
使っていて気持ち良かった。今後も刺さる場面はありそう。

ドラパルト

  • わざ:たたりめ、おにび、みがわり、のろい

  • とくせい:すりぬけ

  • ステ:ずぶといH236-B212-S60

  • テラス:フェアリー

  • もちもの:たべのこし

種族値があればなんでもできる。結局600族は強い。
型の多さから手持ちに加えるだけで相手に一定の圧を与えるポケモン。
命中不安な上にCダウンのリスクを抱える流星群を主力にするのが苦手なので、ポケ徹から丸ごと流用してこちらを採用。

特殊アタッカーとはいえこの型での主な役割は物理受け。鬼火が通らずイッカネズミでのゴリ押しも難しいキョジオーンは身代わり→呪いで対応。
後述のウインディの方が汎用性は高く選出率では一歩譲っていましたが、威嚇での物理受けは相手にコノヨザルやドドゲザンあたりがいるとリスキーなので分けた意味はありました。

テラスがフェアリーなのはイッカネズミと同じく致命打になり得るドラゴンやフェアリー、ゴーストをいなす時間を稼ぐため。

元々剣盾時代からある程度流行っていた型だし、今後も使う機会はあるんじゃなかろうか。

ウインディ

  • わざ:バークアウト、ほのおのうず、おにび、あさのひざし

  • とくせい:いかく

  • ステ:しんちょうHD

  • テラス:いわ

  • もちもの:フィラのみ

本編成における選出率トップ。特殊受けのステータスに振りつつ威嚇+鬼火で物理もある程度受けられる便利枠。

アタッカー全般に対してとりあえず出せるので先発でも中継ぎでも大活躍。
特殊受けに振ったのはサーフゴーを特に強く意識していたためで、後出しからのバークアウトが比較的安定します。他にも殴りながら積むラウドボーンやウルガモスに対してもジリ貧を強いることができるのが強み。
物理受けとしてはまけんき持ちに出せないデメリットを抱える一方、鬼火が通らないセグレイブの突破力はこちらじゃないと阻害できないので使い分けの範疇。
まあ結局それだけでは止められないのでせいぜいクッション役だけど。

炎の渦は型と噛み合っている一方で相手の身代わりを割りづらかったりHPを削り切るにも時間がかかりすぎたりで火炎放射の方が良くねって思った場面もぼちぼちありました。

テラスは弄るとすれば地面と水を半減できる草にしたかったんですがテラピがなくて放置しただけ。特に意味はないです。

個人的には便利枠として剣盾の頃から使っている型なので高く評価しているんですが、俯瞰して見ると僕の勝率が悪い原因を端的に示している非常に中途半端なポケモンだと思います。
相手を読み切れないから薄く広い対応力を持たせたポケモンを雑に出して相手がその範囲内に収まっていることをお祈りしてるだけ。

まあ今後も使うんですけどねたぶん。シングルは勿論ダブルでも便利なんだもの。

ドドゲザン

  • わざ:ドゲザン、アイアンヘッド、かわらわり、ふいうち

  • とくせい:まけんき

  • ステ:いじっぱりAS

  • テラス:あく

  • もちもの:とつげきチョッキ

イッカネズミが苦手なゴーストを狩るために入れたアタッカー。イッカネズミよりは選出率高かったと思う。

(剣盾までの)キリキザンと比べると耐久種族値が高まったことで不意打ちを無理に狙わずとも多少のリスクを覚悟しながらドゲザンでゴリ押せるので格段に使いやすかったです。

先発はウインディやロトムに担わせることが多いので、特性は総大将なら総大将でも良かった感。
威嚇対策でまけんき採用していましたが、自分自身がそうであったように姿を見た時点でまけんきを警戒されるので思いのほか活きる場面が少なかった。シャドボに受け出ししてDダウンをトリガーに発動する機会の方が多かった気がする。

テラスは特に活用する立ち回りが浮かばなかったので素直に主力技の火力を底上げする悪のまま。地面や格闘の通りを若干悪くするのにも有効でした。

とてもパワーがあるポケモンだと感じているので、今後もまた使う機会はあるんじゃないかと思います。この個体かは別にして。

ヤドラン

  • わざ:なみのり、サイコキネシス、れいとうビーム、テラバースト

  • とくせい:さいせいりょく

  • ステ:ひかえめHC

  • テラス:かくとう

  • もちもの:こだわりメガネ

最後にパーティ入りを決めた特殊アタッカー。他では対応しづらい岩や地面が主な役割対象。

タイプがパーティの需要に合致したのと、ドラパと並んだらこっちが物理受けに見えて奇襲気味に攻撃が通るんじゃないかなという希望的観測というか打算により採用。
実際C100のポケモンとは思えないくらいすんなり攻撃を通してくれる場面がちょいちょいあった。マスボ未満だからこそかもわからんけども。
再生力で多少の読みミスを強引にリカバリーしてくれるのも大変ありがたい。

テラスを格闘にしたのはだいぶ終盤で、実際に使う機会はなかったけどドラパでの物理受けが成立しないセグレイブを意識しました。
本来であればイッカネズミで狩れる相手のはずがイッカネズミを選出しづらいが故に結果的にパーティ全体で重くなっていたため、渋々ここで対応することに。

元々は受け破綻狙いのトリックを入れてました。テラス枠を消費するロトムを除いて唯一ドオーに抜群を取れるポケモンでもあり、一緒に出てくるアーマーガアへの対応も考えるとそっちの方が使いやすくはあったと思います。

ロトムの次に嵌まって気持ち良いポケモンでした。無難に強いんでパーティ次第でまた使うことはあるんじゃなかろうか。

3.総評

というわけでイッカネズミを軸にしようとした結果イッカネズミが足を引っ張ったパーティでした。

最初に書いた通り僕の使い方が悪かっただけで、使う人が使えば輝けるポテンシャルは持っていると思う。コツはイッカネズミの火力を重視しすぎないことなのかなという気はしています。

これも前述の繰り返しになりますがダブルで使った方が楽しそうな印象。
耐久、火力、命中のいずれかを外付けで補填することで立ち回りに幅が生まれます。テクニネズミざんという強烈な個性を持っている分、他のアタッカーより恩恵を色濃く受けられるんじゃないかと思う。

度々名前を出しているサーフゴーに散々辛酸を舐めさせられたので、次はとりあえず奴に強いエースを選ぼうかと思います。

おしまい。

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