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幸福論/アラン

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フランス哲学者・アランから学ぶ 生きづらさを軽くする思考方法
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幸福論 アラン / 訳白井健三郎(集英社文庫)

かれは決心した、というのはいいことばだ。
一語で、決心と解決という二つの意味を示している。
〜78 優柔不断について より引用〜


résoudre/se résoudre
解決する/決心をする

幸福論 アラン / 訳白井健三郎(集英社文庫)

不平不満は、地獄のなかの堂々めぐりだ。
しかし、その地獄のなかで悪魔であるのはわたしであり、情け容赦なく追い立てているのもわたしなのだ。
〜54 大言壮語 より引用〜


自分を欺くのは自分という事なのだろう

幸福論 アラン / 訳白井健三郎(集英社文庫)

人は自分から抜け出れば抜け出るほど、ますます自分自身になる。
また自分の生きていることをいっそう感ずるようにもなる。
きみの薪を地下室のなかで腐らせてしまってはならぬ。
〜77 友情 より引用〜


幸福論 アラン / 訳白井健三郎(集英社文庫)

知るとは、どんなささいな物事でもどのように全体に結びついているかを理解することだからだ。
〜51 遠くを見よ より引用〜


全体を俯瞰する。客観視する。少しずつ訓練が必要かも?

幸福論 アラン / 訳白井健三郎(集英社文庫)

無為はあらゆる悪徳の母であるが、また、あらゆる美徳の母でもある。
〜43 行動の人 より引用〜


自分に自然な行動が幸福につながる

幸福論 アラン / 訳白井健三郎(集英社文庫)

人間は、意欲し創造することによってのみ幸福である。
〜44 ディオゲネス より引用〜


創造できるのは行動であると、つまり、幸福は自ら選んだ結果と過程にある

幸福論 アラン / 訳白井健三郎(集英社文庫) 習慣は一種の偶像であって、 わたしたちを欺くのは思考である。 想像力は創造することができない、 創造するのは行動なのである。 〜30 忘却の力 より引用〜 思ってるだけでは、形にはならないということだろうか…一歩を踏み出す

幸福論 アラン / 訳白井健三郎(集英社文庫)

「わたしが満足しているのは暖まったからではない。満足しているから暖まるのである。」
〜20 不機嫌 より引用〜


不機嫌が不機嫌をつくる。幸せはその心次第という教え

幸福論 アラン / 訳白井健三郎(集英社文庫)

不機嫌というものは、結果でもあるが、それに劣らず原因でもある、とわたしは言いたい。
〜12 微笑 より引用〜


不機嫌は伝染するし、非効率。微笑の習慣は周りを変えるだろうか?

幸福論 アラン / 訳白井健三郎(集英社文庫)

幸福というものには、人が思っている以上に意思の力が働いているものなのだ。
〜3悲しいマリー より引用〜


ポジティブな心の働きは生きづらさを軽くしてくれるのかもしれない

幸福論 アラン / 訳白井健三郎(集英社文庫)

それは、想像力にだまされていることなのだ。
〜10 気で病む男 より引用〜


思い込みと感情に囚われず事実を受け入れる事は簡単なようで難しい