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◇Dublin

 アイルランドの首都、Dublin。歴史に触れるとそれだけでこの記事が終わってしまうのは島国であっても民族移動(発展による統合等)が多いヨーロッパ諸国と状況は同じだ。
 Droghedaがそうであったように此処Dublinも遠い昔ヴァイキングから襲われケルト人の町は破壊され城砦が築かれた。これをゲール語で「黒い水たまり」を意味する Dubh Linn  (ドゥヴ・リン)と呼んだのが英名の由来とされている。

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 「Ireland」これは英名でアイルランド語では Éire 」。*[ˈeːɾʲə] は発音が難しい
 地図でも分かるようにイングランドとのこの近距離が長い期間アイルランド植民地化を助長し苦しめる。そもそも、1541年、イングランド王ヘンリー8世がアイルランド王を自称するところからアイルランドの苦難は終わりが見えないかのように続く。

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 現在アイルランド人口460万人の内110万人が首都Dublinに住む。

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 Dublin市内を嫋やかなLiffey川が流れる。高層建築物が無い風景は古都に似て気分的に急かされない不思議さがある。ブダ・ペストと同じようにヨーロッパの中では身の危険やスリの心配を極度にする必要がない街でもあった。
 時間的な余裕がある旅行であれば、公共乗り物を使用せずとも十分に街を徒歩で楽しんで回られる広さ。
 私たちは一日に訪ねる観光目的地は一か所乃至二か所に留め回ることが多い。目的地数が少ないからこそ、途中計画外の寄り道を楽しむ余裕が生まれもする。案外と寄り道の印象は残るものだ。
 アイルランド旅行の締めくくりをこのDublinで丸五日間過ごす。

 



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