異種の除去 例えばヒメジョオン
駐車場側にいつの間にか増えていたヒメジョオン。
その可愛らしい姿に、日本では雑草扱いが気の毒になる。その時は、数本を短く切りダイニングテーブル上に飾った。
人間関係でも相手の名前を知っているか否かで態度に大きな変化が生じる。植物の場合はもっと顕著に除草という形で現れる。
庭をデザインしようと考えた時に、いとも簡単に名を知らぬ草花を抜いてしまう。つまり、自身が花開いて欲しい植物だけの場所にしたいということ。不思議なことに、異種は仮令一本であっても不思議なくらい目立つのだ。そして、私はイメージする庭に近づける為に躊躇なくそれらを整えるという名目で排除する。
こうした作業を淡々としながら、ふと、その規模や対象が異なるだけで私もヒトラー並みに目的遂行のための残酷さの芽を持っているのだわ、と唐突に同意性をそこにみるのは考え過ぎかしら。
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