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「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」

原題:Indiana Jones and the Dial of Destiny
監督:ジェームズ・マンゴールド
制作国:アメリカ
製作年・上映時間:2023年 1min
キャスト:ハリソン・フォード、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、アントニオ・バンデラス、ジョン・リス=デイヴィス、マッツ・ミケルセン

 「ハリソン・フォード演じる大ヒットシリーズ「インディ・ジョーンズ」の最新作にしてシリーズ第5作がこの夏、最後にして、最大の冒険へ。“人間の想像を超える力”を持つ謎に満ちた伝説の秘宝を巡り、考古学者にして冒険家のインディが、因縁の宿敵、元ナチスの科学者フォラーと全世界を股にかけて陸・海・空と全方位で争奪戦を繰り広げる。」公式ホームページより

 今更説明不要なほど前作から周知されているインディ・ジョーンズシリーズ。水戸黄門的な予定調和前提であっても、おそらくハリソン・フォードが演じるからこその集客力だったのだろう。

 予告とハリソン・フォードに惹かれて観に行ったが、残念ながら尺の長さつまりはテンポについていけなかった。ハリソン・フォードの所為ではなく、私自身が元々冒険活劇系が苦手だったからか。
 「レイダース/失われたアーク《聖櫃」が第二次世界大戦前1936年を舞台としているのであれば、今回のアポロ11号月面着陸を背景に描くことは違和感はない、そもそも、インディ・ジョーンズはお年ではあるのだから。

秘宝「運命のダイヤル」

 後半、シチリアからの謎解きがもっと膨らんでくれると私的にはうれしかった。プロペラと腕時計程度の伏線しかなくミステリー要素は少ない。
 以前、シチリアのシラク―サには旅行で一週間近く滞在した。広場やディオニュシオスの耳がスクリーンに現れた時は、隣に座っていた彼と見合ってしまう。

フォラー役:マッツ・ミケルセン

 スタウォーズが好きな人がずっとシリーズを楽しみに見続けるようなものが、このインディ・ジョーンズシリーズにもありそう。そうした人々には御年80歳にして奮闘してくれた今作品は諸手挙げての歓迎作品になってもおかしくない、何も欠けるものがない。
 インディ・ジョーンズのという枕詞付きハリソン・フォードではなく、役者としてのハリソン・フォードを観たくて映画館へ行く延長でこの作品を観ることとは微妙にファンとの間に温度差が生じる。

 大好きなマッツ・ミケルセンとシラク―サの風景を見られてそこそこには楽しむ。
 熱狂的レヴューは書けずにごめんなさい。

 


 
 
 


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