見出し画像

◇Newgrange Ⅱ『ブルー・ナ・ボーニャ』

 Ⅰでも触れていたように自由な見学が出来ない。古墳が在る場所からは約1km離れた「Brú na Bóinne Visitor Centre Newgrange and Knowth」で予約を取る必要がある。私たちは午前中訪れたこともあってそれほど待つ必要がなかった。
 予定時間が来るとグループでシャトルバスに乗り込みビジターセンターからNewgrange傍にある待合へ移動。

画像1

 予約の時点でシールを渡され衣服に目印としてつけるように指示があった。記録魔の私はNewgrangeへ行く途中見かけたこの掲示物を写真に撮っていた。全員が見学後貼って帰る訳ではないが面白いと勘が働く。私たちの前に少なくとも4グループが既に見学し終わっている。

画像2

 そして、見学終わって三々五々の帰り道に見た同じ掲示板。
 規則正しく貼る人、グループでも統一性なく勝手放題、順に繋げず前の紙に貼る人と様々。
 私たちと同じようにこの掲示板を楽しんでいらしたご夫婦に「実は行きがけ使用前のように写真を撮っていました」とお見せし、面白さを囲みとても小さな交流ができた。因みに私たちは第二回オレンジ組みだった。

画像3

 Giant's Causewayを訪ねた時、「六角形石柱海岸だからきっとお土産品は六角形が溢れるわね」と話した通りでこの海岸を見ていない人には只の六角ナットにしか見えないお土産品が溢れていた。
 今回はきっと渦巻よね、やはり、予想を外さず渦巻。
 只、この渦巻は目立たない様々な場所にも刻まれている為、装飾ではなく宗教的意味があったのではないかとも云われている。ケルト十字架にもこの渦巻は残り続けている。
 古墳を囲んでいた石の内白の部分はこの近辺では採掘されない石英が使われている。80km離れたウイックロウ周辺から運ばれたらしいが、車があるこの時代でも遠い距離。単に巨大と云う規模の大きさだけではなく精神世界があって築かれたことが伝わる場所でもあった。

画像4

 駐車場とビジターセンターを繋ぐ通路も自然を損なわないデザイン。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?