BODY全体動く温度計
全身を毛に覆われている動物らは夫々に工夫をして体温調節をしていることは知られている。小学生でも知っている犬のパンティングも肉球にしか汗腺が無い為の行動。今夏も猛暑で散歩は大変だったことだろう。
我家のうさも同じように暑さには弱い。特にミニレッキスは短毛種でありながら暑さだけでなく寒さにも弱く、適温は15℃-25℃と温室育ち。この夏Moonのケージを置いているリヴィングはエアコン27℃連続稼動だった。あまりに室温を落とすと人の方が耐えられなくなるため、サーキュレーター、ペット用冷感品で夏を越える。
身近でうさぎを見ていない人は背中が丸くなって座っている姿か絵本ピーターラビットの立ち姿を想像することが多い筈。実際のこの子らは夏は丸くなった姿を殆ど見せない。
この折り畳まれた後ろ足がぐぅ~んと伸びる。普段は気にならない足の長さ(踵からつま先)がそれに加わる為想像以上に長く寝そべっているように映る。
暑さが山を越えない内は敢えていうところのうさぎっぽいコロンとした姿は殆ど見せてくれない。なるべく躰を伸ばし、唯一の放熱器官「耳」で暑さを凌いでいた。Moonにとっての初めての夏が過ぎ、先週辺りからコロンとしたフォルムを見せ始めた。Subject通りで私達も予報が外れて少し暑いと感じる日はMoonの姿は既に伸びている、肌寒いはいち早く丸くなっている彼の姿は意外と正確な生活温度計だ。
よくよく考えてみると人間である私も毛については季節調整していた。
この数年ロングに近いセミロングとロングの間を行ったり来たりの長さを保っている。夏場は殆どアップ等首になるべくかからないようスタイルをとるのはMoonらとそう変わりないことかもしれない。かく言う私も昨日の美容院で(これからの季節髪を下ろすことが多くなるので)そろそろストレートパーマからウエーブにしたいのですが、と相談。
私も夏の後ろ姿を見送りながら秋の準備に入る。