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日本の東西南北制覇を目指して:トランジットでは勿体ない石垣島⑨トライアスロン実施中にドライブ 平久保崎灯台から川平湾・御神崎・バンナ公園

 石垣島入りした日にトライアスロン実施の立て看板が目に入り開催は知ってはいたものの、何となく私たちには関係無いものと選別していたあの日。
 実際は、突如タイトル写真のようにトライアスロンの現場に居合わせる展開になり平久保崎灯台へと北上のルートを変更することになった。中々巡り合えない場面遭遇。主催者側からの強制ルート変更は全く気にならず、選手らの姿を駅伝応援よろしく車内から楽しむ。

平久保崎灯台

 レンタカー手配を行った石垣空港から平久保崎灯台までは、余裕をもっても1時間弱で到着の距離。*(31.7 km) 「国道390号 と 県道206号」経由
 生憎、雲も多く完全なコバルトブルーを見ることは出来なかったが石垣島最北端での景色は強風の中ではあっても楽しめた。只、観光エリアが狭いこともあって石垣島最北端の灯台以上のものは見い出せなく、長居せず川平湾へ移動する。

小学校校門にあったシーサー
lunchで立ち寄った a-rio-ru cafe

 a-rio-ru cafeの位置はガイドブックに道路端の表示を目印と案内が書かれたのみで詳細が分からず不安がりながら灯台から川平湾方向へ車を走らせる。途中、案内にあった目印だろう所から左折して入っていくとムーミンハウスが突如現れ驚く。気分的には北欧の物語が南の島にある違和感があったのだろう。
 手作り感満載のカフェで石垣牛を使ったハンバーガーをいただく。

川平湾:展望台から

 エメラルドグリーン、本当に美しかった。
 天候や時間帯によって、海の色が七色に変化するという前情報なくとも眼前に広がる初めて見るエメラルドグリーンはこれまで様々な場所で見たものとは別格。

川平湾:スマートフォンカメラでもこの美しさ

 白砂と点在する島々とのコントラストが絶妙にその色を互いに引き立てている。時間が許すのであれば展望台からの景色と実際に浜に立って見える風景のどちらも楽しんで欲しい。

川平湾:浜に降り立って

 この日は午後に川平湾に訪れた為、グラスボートで海を観察にするには不向きの時間帯だった。係りの方に翌日午前中の潮を確認してもらった上でグラスボートの予約をして一旦此処を離れる。

御神崎(うがんざき/おがんざき)

 川平湾からは県道79号経由して20分弱 (9.6 km)で屋良部半島にある岬に在る御神崎に着く。
 同じ島の北(平久保崎)とはさほど距離が離れているわけでもないのに海の様子は磯にぶつかる波の様子もあってか荒々しく映る。
 名前が示す御神埼。群星御嶽(ムリブシウタキ)という祈り事をする神聖な場所は神が降りてくる聖地として謡われている。実際に納得させられる風景が視界を遮るものなく雄大に広がる。

姉の頭石(ブナリィツブルイシ)

 google map ではふちぶい岩とあるのが写真中央奥の切り立った断崖。
 土地の民話では姉の頭石(ブナリィツブルイシ)といわれている岩。大酒飲みの弟を諌めようとした信仰深い姉が逆に切りつけられ、その頭が動かぬ岩と化したと言われているそう。台風や地震のさなかでも不思議とびくともしないと言われているとか。
 実は、この写真を撮っている時点ではこの民話を知らなかった。それでも、人を惹きつけるものがあったのだろう。

御神崎灯台

 夕日を見ることは諦め、この日はホテルへ戻る前に途中に位置するバンナ公園の展望台へ立ち寄った。
 御神崎からは県道79号 と 県道208号を経由し約20分 (15.8 km)。

バンナ公園展望台から見下ろす石垣市街
沖に見える竹富島

 竹富島の最高点が約20mということが展望台から見ることでよく分かった。まるで海の皿に広げたクレープのような真っ平さ。
 因みに、竹富島の中央部分,標高の高いところは中生代の富崎層という固い岩盤だが島の大部分は琉球石灰岩で覆われているそう。
 砂浜は琉球石灰岩が砕けた砂や礫,あるいは星砂などのサンゴ礁堆積物
 海域には石西礁湖と呼ばれる広大なサンゴ礁が広がり,外周は堡礁(バリア・リーフ)を形成。
 機内からこれから訪問する場所を見るような感覚で、この展望台から竹富島を見ていた。次回訪問時は必ず竹富島へも足を運びたい。

 


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