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よみ人しらず:雑感

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#河口湖・湖畔遊歩道

自然の中に点在する神社 産屋ヶ崎神社

 河口湖の湖畔遊歩道を歩きながら、その狭い区域に神社が多い印象を受けた。それは都会のようにビル建築等で隠されていないという物理的なことからよりも、今は休火山であっても富士山の脅威、或いは、湖に関する自然災害等と折り合い祈りながら暮らしてきた先人の生活の跡のようだった。  名ばかりの観光地遊歩道でも人の手が加えられ手摺等が付く中、この産屋ヶ崎神社へ向かう石段は写真で見ての通り石段の形も揃わず、少しヒールの高さがあるブーツの私には登る怖さがあった。幸い、人も混んでいなかった為ゆ

観光地の悪ふざけ それとも遊び?

 雨の日に河口湖に到着したが翌日から青空がきれいな天候に恵まれる。  今回連泊のお陰でいつもは部屋から眺めるだけの河口湖遊歩道を二回歩くことが出来た。一回目はパートナーとゆっくり散策し、二回目は私だけがウォーキング目的で時間を計りながら歩いた。  同じ湖畔を歩くにしても、誰と歩くのか、その目的や歩く形態によって同じ風景から見えてくる景色も変化する。  こまめに写真を撮りながら歩いた一回目。  観光地でよく見かけているスワンボートに何故か見た瞬間違和感満載。  これほど睫毛を

見飽きぬ富士山

 河口湖を一周するには十分な時間が取れなかった為に富士山を背に河口湖湖畔遊歩道を時計と反対に回りに約5km、地図のイメージでは河口湖に架かる橋の東側狭いエリアを歩く。  湖畔遊歩道を進むと山陰から段々と姿を現す富士山はどの角度から捉えても美しかったが、やはり、なだらかで優美な裾野が全景に入ると訪日観光客では無い日本人であってもその姿に見とれてしまう。  何ものにも遮られず富士山を見るには、こうして都心を離れる必要がある。富士山の写真を何枚も撮りながら、ふと、この山を見飽きない