軽く添えた手にある躰の重み
うさぎと聞いてその姿を描くことについては多くの人が上手い下手は別として容易に出来るほどその長い耳は個性的だ。けれども、その周知力とは反対に彼らと家族として共に暮らす、或いは職業上関わらない限り意外と彼らの習性はその容姿ほどは知られていない。それは、犬や猫でも同じかも知れないがピーターラビットの影響で勘違いされている部分は多いように映る。
例えば、彼らの前足は想像以上に器用ではない。ウサギよりもずっと躰が小さなハムスターの方があの小さな手でしっかり食べ物を掴み食事をする。