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2017年12月の記事一覧
「How to Hijack Amazon Prime Now for Good」:贈り物の意味
クリスチャンが少ない日本のクリスマス風景は少々的外れだが、それでもサンタさんが「クリスマスに贈り物を届ける」という夢は万国共通でこの部分は許せる。子らは夫々に夢を膨らませ欲しいものをお願いする、今年はいい子でいましたと添えて。 この動画を見た時に、大人も同じではないかと胸が痛くなった。 日本にも歳末たすけあい等募金は確かにある。有効に使われていることを祈るばかりの『自らは働かない』人助けのシステム。私は何かしら社会に貢献したと「自分」の為のような側面は否めない筈だ。その募金で「誰に何が」届けられたかをそもそもどの程度の人が結果を確認しているのだろう。 私が所属している教会の神父様が毎年クリスマスの時期になると「1万円のクリスマス募金」を珍しく強要!される、一応笑いを添えて。 神父様のお話を要約すると「あなた方はこのクリスマスでは家族で夫々にプレゼントを準備し満たされた家で美味しいご馳走も食べる。クリスマスはイエズス様の誕生を祝う日、この喜びを世界中で分かち合う日です。祝う気持ちを広げましょう。1万円はそう考えると大きな額では無いはずです。」実際、この教会で集まったクリスマス募金はアフリカの修道会に送り、後に必ずシスターからご報告の手紙が届く。 話は最初に戻る。夫々の事情があっての一人淋しく迎える路上でのクリスマス。それでも其処には願いがある筈。このプレゼント実行者に頭がさがるのは贈り物が一様な「クリスマスセット」ではないこと。その方の欲しい物が届けられていること。 贈り物は本来そうだった。 社会から見放されているように感じているかもしれない人へ「あなたのことを心に留めている」と伝えているこの行為は欲していた物が届けられたと同時にこの想いも贈り物に違いない。 *翻訳が無いので注釈:ホームレス者の場所の住所を届け先にして備考欄に「荷物をジャックに渡してくれ。この住所の外で茶色のジャケットを着て座ってる灰色の髭の男だ」のように追記。また、彼は「私は単に誰かが必要としている物を届ける事がいかに簡単かを示して後押ししたかっただけなんだ。これは技術的に誰にでもできることだ。…この映像はAmazonがスポンサーなわけでもアフィリエイトを使っているわけでもない」と。