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人は無意識の場合に物事を先ず自分sideから考える、つまり「一方通行」にだ。起点は自分からであっても、それから思い巡らすうちに次第に俯瞰するように全体像が見え、漸く相手から見た自分の姿を想像出来るようになる。此処で「双方向」が生まれる。 朝の通勤途中、ほぼ或る100mの区間で私立中高一貫校に通う男子高校生とすれ違う。そのすれ違い位置で今日は少し私が早く出た、或いは遅れ気味、などと時間確認し併せて歩くスピードを調整する。 私が彼を覚えているようにおそらく彼も「この人と此処