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闇落ちマシンナーズ運用のための皮算用

こんにちは。実はB・F(ビーフォース)だけではなくマシンナーズも好き、あばた~(@avater_2015)です。タイトルの通り、今回はマシンナーズのいわゆる闇落ち新規カードについて考えていこうと思います。
先に予防線を張っておくと、今回は身内にコンボの相談をする動機で書いていく記事なのでいつも以上にテキトーです。ご了承ください。

あと、本記事のメインだけ読みたいという方は最初の二章を読み飛ばしてください。

それではどうぞ。

マシンナーズって?

闇落ちマシンナーズとは何かを説明する前に、まず簡単にマシンナーズについて触れておきます。
マシンナーズとは地属性・機械族のテーマで、おそらく一番有名なのは2009年12月12日(土)発売のストラクチャーデッキ「マシンナーズ・コマンド」にて収録された『マシンナーズ・フォートレス』だと思います。

自身を手札・墓地から特殊召喚効果する特殊召喚条件の効果、モンスターの効果の対象になった場合その適用時にピーピングハンデスを行う永続効果、戦闘破壊された時に相手フィールドのカードを破壊する道連れの効果の3つを持っています。
効果が少しややこしく、ストラクチャーデッキRに再録されてようやくわかりやすくなりました。
登場後しばらくしてマシンガジェットというデッキタイプを成立させ環境デッキのコアとして一世を風靡し、変形版や強化版が出たりしつつも10期の有名環境デッキである【オルフェゴール】に一時期(本当に一時期ですが)採用され、ストラクR発売後のマシンナーズデッキでも大概採用されているなど、現代遊戯王でも活躍機会のある超強力なカードです。
他にも「マシンナーズ・コマンド」にて登場し、実は後から別カテゴリに分類されるようになった機械族汎用カードの存在や、後から通常パックに追加されたマシンナーズなどマシンナーズ周りの話題といえば「マシンナーズ・コマンド」後のものがほとんどなのですが、実は「マシンナーズ・コマンド」以前からマシンナーズは存在していました。

それがこの『マシンナーズ・フォース』と愉快な仲間たちです。
このマシンナーズ・フォースは漫画版遊戯王にて登場したカードで、ジャンプフェスタ2006にて先行販売されたプレミアパック9にて愉快な仲間たちと共にOCG化しております。ちなみにですが、小学生の頃に「マシンナーズ・コマンド」を買って遊戯王を始めた筆者はこのことを20歳になるまで知りませんでした。
さてマシンナーズ・フォース、効果を見てもらえれば分りますがこのモンスターは3体の愉快な仲間たちの力が集まったロマンあふれる合体変形ロボです。最近のカードで言うなら『ABC-ドラゴン・バスター』みたいなものですね。

マシンナーズ・フォースの説明はこれくらいにして、次は愉快な仲間たちをご紹介。まずは召喚時に自分の他のモンスターがいなければ、手札から他のマシンナーズを特殊召喚できる『マシンナーズ・ソルジャー』。

他のマシンナーズを攻撃から守る『マシンナーズ・スナイパー』。

リバース時に合体を指揮する司令官をサーチする『マシンナーズ・ディフェンダー』。

この3体の愉快な仲間たちを場に並べ、さらに司令官である『督戦官コヴィントン』の効果を発動することで、マシンナーズ・フォースへと合体するわけですね。

出しづらさとか、出した時の強さとか、公式からマシンナーズ・フォートレスを特殊召喚するためのコストにすることが推奨されているとか、実戦では主に黒いぐるぐるの効果で分離する方がよく使われているとかの話は置いておいて、とにかくこれがマシンナーズ・フォースと愉快な仲間たちです。

闇落ちマシンナーズの登場

さて、時は流れ令和。マシンナーズ・フォートレス紹介の際に少し言及しましたがストラクチャーデッキ「マシンナーズ・コマンド」であるそのリメイク版であるストラクチャーデッキR「マシンナーズ・コマンド」が、2020年2月22日に発売されました。10期も終盤に差し掛かっており、あらたにEXデッキのモンスターが増えることはありませんでしたが、マシンナーズ・フォートレスの強化版(おそらくそういう設定)である「マシンナーズ・カーネル」を中心とした強力なカードがマシンナーズに追加されました。

右手にチェーンソー、左手にレールガン、四つ足のキャタピラとなんだか身体が闘争を求めていそうな外見です。カッコイイ。
個人的に手札コストありとはいえ二枚もサーチする『機甲部隊の再編制』(マシンナーズ・リフォーメーション)は、まともに遊戯王を始めたのが10期の若輩者でありながらインフレを感じました。

その直後のVジャンプ付録でも展開の安定性を上げる新規カード『マシンナーズ・メタルクランチ』が登場するなど、マシンナーズ界隈(?)は大いに盛り上がりました。

そんな盛り上がりのさなか、実はストラクチャーデッキRに収録された新規カードながらあまり触れられていないカードが二枚ありました。というのも「これはどういう意図のマシンナーズなんだ……というか本当に他のマシンナーズとの噛み合わせを意識してるのか?」って感じのカードだったからです。その1枚は『無許可の再奇動』(メイルファクターズ・コマンド)。

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分フィールドの機械族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターに、装備可能な機械族ユニオンモンスター1体を手札・デッキから装備する。この効果で装備したユニオンモンスターは、このターン特殊召喚できない。

イラストではなんか禍々しいオーラを纏ったロボットが、倉庫のような場所で立ち上がっています。ぶっちゃけイラストも名前もめちゃくちゃかっこいいのですが、効果の方はというとユニオンモンスターのサポート。
確かにマシンナーズにはサーチ効果を併せ持つ『マシンナーズ・ギアフレーム』、破壊時にデッキからユニオンモンスターをサーチする『マシンナーズ・ピースキーパー』の二種類のユニオンモンスターが存在していますが、このカードの効果によってデッキから装備状態にしたいかといわれると微妙なところ。ギアフレームに関しては召喚時のみサーチ効果があるため、特殊召喚を目的に装備するのも微妙です。というか、このカードの効果で装備したユニオンモンスターを特殊召喚することができなくなります。極めつけに、このカードはマシンナーズカードではありません。
そんな奇怪な新カードの隣にもう1枚登場したのがこいつ。

『マシンナーズ・パゼストレージ』です。
見た目はマシンナーズ・ソルジャーにそっくりですが、パーツが黒く染まっており、目は赤く光っています。機体は邪悪なオーラを纏い、さらに背中に黄色い筒?のようなものが突き刺さっています。無許可の再奇動に写っていたロボットはコイツだったようですね。そして属性が闇属性になっており、その見た目のワルさも手伝って闇落ちソルジャーと呼ばれることになります。個人的にかなり好みな感じの雰囲気のマシンナーズが出てきて興奮したのですが、ここで効果を見てみましょう。

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、「マシンナーズ・パゼストレージ」以外の自分の墓地の「マシンナーズ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。②:このカード以外の自分フィールドの「マシンナーズ」モンスター1体と相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。

手札から出した時の展開効果は特殊召喚にも対応し、墓地からの蘇生に変わっています。ただし守備表示で、蘇生したモンスターはそのターン中効果を発動できません。②の効果はソルジャーにはなかった相手の魔法・罠と自分のマシンナーズをバウンスする起動効果で、効果発動の制限がついた蘇生モンスターを利用すれば即座に使うことができます。

一見良さげなのですが、しかしながらいくつか問題点があります。

まずマシンナーズ単体で考えた場合、召喚権を使ってこのモンスターを出すタイミングで墓地にマシンナーズモンスターを用意するのが難しいです。
マシンナーズ・フォートレスの特殊召喚コスト、あるいは同じくマシンナーズコマンドRで登場したマシンナーズ・ラディエーターの特殊召喚効果コストで用意はできます。ですがデッキから墓地に落とす手段が薄く、どうにかしてデッキに触るなら昔からマシンナーズの友達だが召喚権が被ってしまいがちなスクラップ・リサイクラーか10期に登場したエクシーズモンスターである無限起動リヴァーストームくらいしかポピュラーな手段がありませんでした。
さらに、この蘇生したマシンナーズをどう使うかが課題です。リンク召喚だとプラチナ・ガジェットが展開する効果を持ちますがさらに手札消費が加速してしまいますし、エクシーズしようとしてもこの時点ではレベル4のマシンナーズで積極的に墓地に落としたいカードがありません。
極めつけは、パゼストレージ君は前述したように闇属性なのでマシンナーズ・カーネルの蘇生のトリガー(地属性・機械族がフィールドで破壊された場合)を満たしません。

とまあこんな感じで、登場時はあまり他のマシンナーズとの噛み合いがよくありませんでした。ただし、マシンナーズ界隈(?)は少しがっかりはしても希望を失ってはいませんでした。K〇NAMIから与えられたヒントを見逃してはいなかったからです。それがこちら。

このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:自分フィールドの機械族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターとはカード名が異なる「マシンナーズ」モンスター1体を手札・デッキから特殊召喚し、対象のモンスターを破壊する。②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、機械族モンスター3体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。

『機甲部隊の超臨界』(マシンナーズ・オーバードライブ)。効果はかなり優秀で、マシンナーズデッキの重要な役割を担っています。ただ、今回注目してほしいのは効果ではありません。イラストの方です。以下に手元の超臨界のイラストから注目箇所を切り出したものを掲載します。

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マシンナーズ・カーネルが睨みつける先、爆炎の向こうに揺らめく怪しい影。禍々しいオーラを纏う4つ足の巨体が、赤く発光する目のようなものでマシンナーズ・カーネルを睨み返しています。こ、これはまさか……。

闇落ちマシンナーズ・フォースなのでは!?

この禍々しい巨体がもし、かのマシンナーズ・フォースが何らかの理由で闇落ちしたものだとするならば何の罪もないソルジャー君が突然闇落ちしてしまったことにも理由が見えてきます。つまり、マシンナーズ・フォースを構成している3体のマシンナーズが闇落ちして、さらには指揮官もなんか闇落ちして、それらが合体したのがこの影なのではないか!?ということです。
この予想から見えてくる希望というのはすなわち「マシンナーズにはまだ新規カードがあって、それらはおそらく闇落ちマシンナーズで、最終的には闇落ちマシンナーズ・フォースもカード化して、カーネル軸と闇落ち軸、あるいはその両方を取り込んだマシンナーズデッキが組めるんじゃないか!?」です。

そんな希望を胸に我々(?)は4月を迎え、遊戯王は11期に突入しました。2020年4月18日(土)には11期第一弾であるライズオブザデュエリストが発売され、ドラグマ禁じられた一滴など環境でも活躍するカードが新たに登場する中に、やはりありました。

『マシンナーズ・リザーブレイク』。見てわかるように、マシンナーズ・ディフェンダーが闇落ちした姿です。青かったボディは漆黒に染まり、各部は赤く発光し、禍々しいオーラを纏い、そして背中に黄色い筒が突き刺さっています。この黄色い筒の正体もこの弾で判明したのですが、マシンナーズ・パゼストレージと同様の特徴を持っていることが分かります。もうさすがにこれは全員闇落ちだろと確信したところで、効果の方を見てみます。

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:手札・フィールドのこのカードを墓地へ送り、自分フィールドの「マシンナーズ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで1200アップする。この効果は相手ターンでも発動できる。②:このカードが墓地に存在し、自分の「マシンナーズ」モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。このカードを手札に加える。

もとの控えめで守りに入った効果はどこへやら、①の効果は任意のタイミングでマシンナーズモンスターの攻撃力を1200上げる効果です。そして②の効果はマシンナーズモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊したら墓地にあるこのカードを手札に戻せるというもの。戦闘時に①で相手モンスターを破壊し、②で回収して再利用するのが基本的な運用ですが、マシンナーズ・カーネルは攻撃力を参照して相手モンスターを破壊する効果を持つのでカーネルの効果にチェーンして奇襲的に発動すれば被害量をさらに増やすことができます。展開効果は特にありませんが、雑に使えるパワーを持つカードということで僕のマシンナーズデッキには即採用と相成りました。

そしてもう1体、新たに登場したカードが黄色い筒の正体を明かしてくれました。それがコイツ。

『奇動装置メイルファクター』。闇落ちマシンナーズと同様の、赤く発光する瞳を持ち禍々しいオーラを纏っています。よく見ると無許可の再奇動のイラストにも複数体が写り込んでいますし、闇落ちマシンナーズの背中に突き刺さっていた筒はコイツで間違いないでしょう。どうやらこの筒が倉庫に置いてあった3体の愉快な仲間たち(倉庫に置いてあったってのがちょっとかわいそうな気もするけど)に寄生し無許可で再””奇””動、すなわちハッキングして乗っ取ったようですね。あとはスナイパー君が闇落ちしたのがあれば、合体して闇落ちマシンナーズ・フォースになれそうですね!ところで効果を見てみます。

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。●自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象とし、このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。●装備されているこのカードを特殊召喚する。②:モンスターに装備されているこのカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。

①の効果はユニオンモンスターの共通効果(いにしえの制約は無し)、②の効果は装備中に破壊されると場に出るというものです。
うむ、これ単体だと何がしたいのかイマイチわかりませんね!マシンナーズの名前もないのでサーチできませんし!とか思ったら無許可の再奇動で一応デッキから飛んでこれます。②の効果と合わせて、突然寄生してくる上に本体を潰さないと次々と他の機体に飛び移ってハッキングしてしまう、といったフレーバーとしての特徴を表した効果と言えそうです。

さあ、あとは闇落ちスナイパーだけだ!どうせ第二弾のファントムレイジにも入っているんだろ!と油断していた我々(?)をあざ笑うがごとく、次弾のファントムレイジにはマシンナーズ関連のカードは収録されませんでした。
さらに時が過ぎ「我々は夢を見ていただけなのかもしれない……マシンナーズが次々闇落ちして、闇落ちマシンナーズフォースが登場するという淡い夢を……」と落ち込んでいた時、朗報がありました。

2020年10月31日(土)に発売した遊戯王第11期第三弾ブレイジングボルテックスに新たなマシンナーズカードが収録されたのです!

『マシンナーズ・アンクラスペア』。ついに出ましたね!闇落ちマシンナーズ・スナイパーです!黒いボディに赤く光る目、禍々しいオーラとこれまでの闇落ちマシンナーズの特徴を抑えつつも、メイルファクターを背中ではなく右腕に刺し込んだオシャレさんですね。
はい!これでとうとう愉快な仲間たちの闇落ちが全員揃いました!コヴィントンの闇落ち版はあるかわかりませんが、個人的にはメイルファクターがその枠なのかな……?と思っています。ところで効果を見てみましょうか。

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがドロー以外の方法で手札に加わった場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は機械族モンスターしか特殊召喚できない。②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「マシンナーズ・アンクラスペア」以外の「マシンナーズ」モンスター1体を墓地へ送る。

「えっ、強っ」が僕の初見時の反応でした。なんかここにきて急に強いやつが出たという感じです。というのも、パゼストレージの紹介の際に言及しましたがマシンナーズにはパゼストレージの展開効果を活かすための「召喚権を使わずにマシンナーズモンスターを墓地に送る効果」が足りなかったのです。そこに何と①の効果で手札に加わるだけで特殊召喚でき、②の効果でデッキからマシンナーズモンスターを墓地に送れる闇落ちマシンナーズが出てきたのです。非常に都合のいい効果です。というかもうギアフレームを召喚するだけでレベル4モンスターが2体並んで墓地に一体マシンナーズモンスターを用意できるというのが強い気配しかしません。

そんなわけで闇落ちした愉快な仲間たちが揃い、黄色い筒の正体も分かり、あとは闇落ちマシンナーズ・フォースを待つのみとなりました。いやぁ~楽しみですねえ。早ければ年明けの新弾でしょうか。もういくつ寝るとお正月~という歌にもありますし、夜ごと激ヤバ最強効果を持った闇落ちマシンナーズ・フォースが登場することを想って眠りにつくことにしましょう。

……と、ここまでが前座でした。読んでくださった皆さんありがとう。
しかし、今回の記事のメインはここから。
次の章からは『マシンナーズ・アンクラスペアを使ってみよう!』と『闇落ちマシンナーズ・フォースの出し方を想像して、対応できる展開ルートを考えよう!』の二本でお送りしたいと思います。

マシンナーズ・アンクラスペアを使ってみよう!

はい、ここから本編です。
ブレイジングボルテックスで登場したマシンナーズ・アンクラスペアはドロー以外で手札に加われば場に出せ、場に出せばマシンナーズモンスターを墓地に落とせるという非常に高いスペックを誇っていますが、クソザコYPことわたくしあばた~が頭をひねりにひねってもうまく既存の展開に組み込むことができていません。
そこで本記事はこのアンクラスペアをきれいに使う展開方法を整理しながら考えていこう、という趣旨のもと執筆されました。現在分かっていることを身内に説明するためのメモのつもりで書いていたのですが、せっかくなのでブログにして公開しておこうということでここまでの前座があったわけですね。では早速やっていきましょう。

まずは現在僕が採用している動きの紹介から。簡単に言えば、この現在採用している動きを改良、ないし超えたいわけですね。そして今から説明するのはかの有名遊戯王YouTuberである『爆アド.com』のアドえもんさんが動画で紹介していた展開ルートの丸パクリであるため、動画を見たか、これから見る方は読み飛ばしていただいて構いません。

初動に使うのは『無限起動ハーヴェスター』と、『マシンナーズ・ラディエーター』または『マシンナーズ・メガフォーム』の2枚で、理想状態のために『弾丸特急バレットライナー』(手札から出せるレベル10・機械族・地属性モンスターならなんでもOK)の3枚必要です。

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手順は以下。

(1)『無限起動ハーヴェスター』を通常召喚し、①の効果でデッキから『無限起動ブルータルドーザー』を手札に加える。
(2)手札のブルータルドーザーの①の効果でハーヴェスターをリリースし、ドーザーを場に特殊召喚。②の効果を発動して、デッキから『無限起動トレンチャー』を特殊召喚。
(3)ドーザーとトレンチャーを素材に『無限起動リヴァーストーム』をエクシーズ召喚。そのまま①の効果を使い、X素材のトレンチャーを墓地に送って『マシンナーズ・ラディエーター』か『マシンナーズ・メガフォーム』のうち手札に無い方を手札に加える。
(4)墓地のトレンチャーの②の効果でトレンチャーを除外し、墓地のハーヴェスターを特殊召喚。
(5)手札のラディエーターの①の効果を使い、メガフォームを捨ててラディエーターを特殊召喚。
(6)ハーヴェスターの②の効果をラディエーター対象に発動し、両方のレベルを10にする。そのままラディエーターの②の効果でラディエーター自身を対象にとって、墓地からメガフォームを特殊召喚しラディエーターを破壊する。
(7)メガフォームの①の効果で、メガフォームをリリースしデッキから『マシンナーズ・カーネル』を特殊召喚。
(8)持っていれば、手札から『弾丸特急バレットライナー』を特殊召喚する。
(9)レベル10のハーヴェスターとバレットライナーで『超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ』を特殊召喚する。
(10)リヴァーストーム1体で『無限起動ゴライアス』をリンク召喚し、そのまま墓地のリヴァーストームの③の効果でゴライアスをリリースして墓地のリヴァーストームを特殊召喚。
(11)ゴライアスの①の効果で、墓地のゴライアスをドーラのX素材にする。

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これで効果無効などはありませんが、『効果破壊耐性を持ったスペリオルドーラ』と『マシンナーズ・カーネル』、おまけを場に置くことができます。相手のターンには、カーネルの効果でスペリオルドーラを対象に取ることで相手モンスターの攻撃力3200以下のモンスターだけを一方的に全部破壊し、さらにドーラの効果で妨害に対し一回ごり押しが効くという状態になっています。
というわけでこれが現在採用している動きです。

いいところ
手札を三枚も要求する動きだが、マシンナーズにはモンスターを二枚サーチするカードがあり無限起動も『超重機回送』でサーチできるほか、機甲部隊の超臨界を素引きできていれば相手ターンにカーネルを用意することで疑似的にこの展開と同じことができます(超臨界の対象をドーラにすることでカーネルを無償で出せる)。
わるいところ
そうはいっても要求枚数が多い。また、マシンナーズカードをコストとして要求する効果が多い都合上、できれば限りなく純マシンナーズで強力な展開が欲しい。

つまり、とにかく要求枚数と純度を改善したいわけです。
そこで注目したのがこの二枚。

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前座を読んでいない人のためにおさらいすると、ギアフレームは召喚時にデッキから同名以外のマシンナーズモンスターをサーチし、アンクラスペアはドロー以外の方法で手札に加わると特殊召喚でき(機械族しか特殊召喚できない縛りがつく)、召喚・特殊召喚時にデッキからマシンナーズモンスターを墓地に送ることができます。

なんかできそうですね。ちょっとやってみましょう。

ギアフレームを召喚し、アンクラスペアをサーチ。アンクラスペアの効果でデッキからそうですね……マシンナーズ・フォートレスでも落としてみましょうか。あとは機械しか出せないので何かサーチできそうなギアギガントXでもエクシーズ召喚してみましょう。

機械族レベル4モンスター×2
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。自分のデッキ・墓地からレベル4以下の機械族モンスター1体を選んで手札に加える。②:表側表示のこのカードがフィールドから離れた時、自分の墓地のレベル3以下の「ギアギア」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。

はい、ここから先どうすればいいかわかりません。たすけてください。

そう、この記事は最初にも言った通り「アンクラスペアを使ってみよう!」ということで、一応使いはしたもののここからどう展開したものか……という部分で詰まってしまいました。ううーん、コレで何かできたら1枚初動ですごく強い気がする。気がしているだけなのか……?絶対何かあると思うんだけど……。

というわけで、これを読んでいる皆さんの力を借りたいわけです。
何かいい案、ありませんか……?よければ教えてほしいです。

一応もう少し考えてみましょう。たとえばフレームとアンクラでプラチナガジェットを出してみるとか……。

そうなると、手札から出すレベル4以下の機械族モンスターを考えたいですね。手札の消耗が増えてしまうため、出したときに展開する効果などあるといいはずです。それなら、コイツかな?

パゼストレージは出した場合、墓地からマシンナーズモンスターを1体蘇生できます。いま墓地にはフレームとアンクラスペアがいるので蘇生先には困りません。レベル4が二体並んだので、じゃあギアギガントX……。
ええ、再び何をしたらいいかわからなくなりました。

非常にキリが悪いのですが、現状僕が考えたルートでは手詰まりになってしまっています(たぶん)。他力本願ですが、この記事を見たそこのあなた!先ほどもお願いしたのですが、いい方法があったら教えてください……。

闇落ちマシンナーズ・フォースの出し方を想像して、対応できる展開ルートを考えよう!

ここからはちょっと趣向を変えて「もし闇落ちマシンナーズ・フォースが登場したら」を想定していこうと思います。いわゆる予習(妄想)というやつですね。

まずは闇落ちマシンナーズ・フォース君が一体どういう召喚条件なのかを考えたいですね。本家のマシンナーズ・フォースを見てみましょうか。

このカードは通常召喚できない。「督戦官コヴィントン」の効果でのみ特殊召喚できる。①:このカードは1000LP払わなければ攻撃宣言できない。②:フィールドのこのカードを墓地へ送り、自分の墓地の「マシンナーズ・ソルジャー」「マシンナーズ・スナイパー」「マシンナーズ・ディフェンダー」を1体ずつ対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。

コヴィントンの効果で出ます。そのコヴィントンがコチラ。

①:自分フィールドの表側表示の「マシンナーズ・ソルジャー」「マシンナーズ・スナイパー」「マシンナーズ・ディフェンダー」を1体ずつ墓地へ送って発動できる。手札・デッキから「マシンナーズ・フォース」1体を特殊召喚する。

手札・デッキという特殊召喚範囲は優秀に見えますが、ソルジャー以外に展開方法を持たない愉快な仲間たちを3体並べたうえにこいつも出して起動効果を使うとなると、控えめに言って現代遊戯王では厳しいでしょう。というかコヴィントン枠と思われるメイルファクターが合体効果を持たないので、違う方法で考えてみます。

現代遊戯王についていくには、現代遊戯王の方法を参考にするのが一番です。以下のモンスターを参考にしてみましょう。

このカードは通常召喚できない。自分の手札・フィールド・墓地から、「電磁石の戦士α」「電磁石の戦士β」「電磁石の戦士γ」を1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。①:自分の墓地からレベル4以下の「マグネット・ウォリアー」モンスター1体を除外し、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。②:このカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合、除外されている自分の「電磁石の戦士α」「電磁石の戦士β」「電磁石の戦士γ」を1体ずつ対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
「A-アサルト・コア」+「B-バスター・ドレイク」+「C-クラッシュ・ワイバーン」
自分のフィールド・墓地の上記カードを除外した場合のみ、EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。①:1ターンに1度、手札を1枚捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。この効果は相手ターンでも発動できる。②:相手ターンにこのカードをリリースし、除外されている自分の機械族・光属性のユニオンモンスター3種類を1体ずつ対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。

どちらもモンスター3体で合体変形する効果のようですね。特に後者のABCに至っては制限カードになるほど強力なカードです(同名ターン1回の分離効果発動制限がついていないためと思われます)。期待も込めて、このABCと同じ条件で特殊召喚できると仮定してみましょう。

するとフィールド・墓地に闇落ちマシンナーズを揃える、というのが条件になりそうですね。ことによってはメイルファクターも必要かもしれませんが……。これらを揃える方法を考えてみましょう。

(1)相手に魔法・罠、手札にパゼストレージ、墓地にアンクラスペア
一番単純なのはこのパターンでしょうね。パゼストレージを召喚し、①の効果で墓地のアンクラスペアを特殊召喚。②の効果で相手の魔法・罠とアンクラスペアをバウンスし、手札に加わったアンクラスペアを自身の効果で特殊召喚。②の効果でデッキからリザーブレイクを墓地に送って完成です。

これに関しては相手依存なうえ、アンクラスペアを墓地に送る方法が不明瞭です。もう少し違う方法を考えてみます。

(2)手札にアンクラスペア、リザーブレイク
アンクラスペアを召喚し、パゼストレージを墓地に送ります。あとは手札からアンクラスペアを対象にリザーブレイクの効果を使えば完成です。

手札に2枚ある必要はありますが、機甲部隊の再編制で同時にサーチできるので実現性は高そうです。そしてもしかすると、墓地から除外ではダメかもしれません。フィールドにある必要があるのだとして考えてみます。

(3)手札に機甲部隊の再編制、コスト用のマシンナーズモンスター
再編制でアンクラスペア、パゼストレージをサーチし、アンクラスペアの①の効果で自身を特殊召喚してリザーブレイクを墓地に送ります。その後パゼストレージを召喚してリザーブレイクを特殊召喚すれば完成です。

機甲部隊の再編制を引かなくてはなりませんが、フィールドに用意することを実現することができました。ここにさらに無許可の再寄動があればメイルファクターを装備させ、フィールドに用意することもできます。アレ?意外と出しやすそうかも……。

もし闇落ちマシンナーズ・フォースがメインデッキに入るモンスターならさらに握る方法を考えなくてはなりませんが、効果判明前どころか存在するのかすらわからないいま妄想するのにも限界があるのでこのくらいで。

まとめ

さて気がつけばとんでもない怪文書になっている気もしますがここまで読んでくださった方、ありがとうございました。もしマシンナーズに興味が出たなら幸いです。あと再三のことになりますが、アンクラスペアを使った良い展開ルートを思いついた方、よろしければ教えてください。この記事のコメントやTwitterなどでお願いします。

あらためまして、読んでくださりありがとうございました!

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